すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

夏は踊ることで大きくなる季節

2007年07月22日 | 教育ノート
 一学期の終業式、子どもたちには蕪村の俳句を紹介しながら、「うれしさのある夏」であるように、ということを話した。
 一番の活動期である夏を張り切って過ごしてもらいたいと願っている。「夏」という漢字の字源にも活動性が表れていた。


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 ものの形からできた象形文字です。かんむりや大きなお面をかぶって踊る人の様子がもとになっているそうです。両そでを振り、足を前に上げて舞う姿という辞書もありました。なんとなく想像できそうですね。

 もともと「大きい」という意味で、大きく栄える民族を表したようで、季節の「なつ」を指すのはその後です。草木が盛んにしげって大地をおおう季節に、大きいという意味が重ね合わされたのでしょう。

 明日からの長い休み、とにかく子供たちには活動的であってほしいと思います。外遊びであれ、水泳であれ、また部活動であっても精一杯汗をかきながら「踊り」まくり、夜はぐっすり眠る…そんな姿が心身を「大きく」させていくはずです。
(7/20)
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