すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

諦めの教育

2008年04月13日 | 読書
「確かめられる」価値についてばかり重要視していると、
「確かめられる」ところだけ取り繕った、
つまらないものが増えていくような気がするんだよなぁ。
なによりも、人間のよさについては、
「確かめられる」ことが少ないように思います。

『思い出したら、思い出になった』(糸井重里著)

 端的に「確かめられる」ものの一つに評価としての数字があるか。
 それを細かくしていったら言語でもできる。いくらでも細かく出来る。
 しかし伝えるための言語化にも限界があり、価値をまるごと伝えることはできないのだ。
 そうした諦めのなかで、教育は行われなくてはいけない。
 
 諦めの中で見えてくることを大切にしたい。
 私たちは、つまらない人作りをしているわけではない。