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子どもが担うべきもの

2008年04月10日 | 読書
 そのテーマを成立するか否かの最終的な責任を、担任教師が背負っていると子どもが判断すれば、お気楽なテーマを選ぶ危険性があります。でも、その責任を自分が背負っていると子どもが判断すれば、責任ある判断をするものだと思いますよ
『忙しい!を誰も言わない学校』(西川純著 東洋館出版社)

 「子どもが担うべきもの」まで口を出したがる、世話をやきたがる教師の心の中には、どうも利己的な部分が見え隠れする。

 限られた時間や楽に流れる子どもの集団心理など言い訳ならいくらでもあるが、子どもに任せると腹をくくる実践がなければ、子どものなかに責任は芽生えないし、ひ弱なものにしかならないだろう。

 毎日の授業にしたって、そうした選択の連続だ。