すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

汲み取り、伝える

2008年04月14日 | 読書
 辛いときに心の支えになってくれた言葉にいくつか出会っています。それらに共通していたのは、私を変えるために発せられた言葉ではなく、私を理解していることを伝える言葉だということでした。
 山田ズーニー(『PHP2008.3月臨時号』より)

 ここにいわゆる生徒指導の原則がある。

 私たちは子どもを変えようと多くの言葉を発するけれど、そしてそれは間違いのないことだけれど、それが時々伝わらないわけは、現象や言動の中にあるその子そのものを理解していないから、理解しようという気持ちがないから。

 よく見つめ、よく聞き、想像力を働かせなければ、そうした汲み取り方は身につかないものだ。