すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

分析批評は感動に始まる

2008年04月25日 | 読書
 分析批評は、感動に始まって、やがて冷静な論理的思考に終わる学習を目指している。 
 井関義久 『国語教育2008.5』(明治図書)

 「分析批評」には遠い位置にある言葉だと思っていた「感動」。
 こんなふうに言い切られると、少し「感動」する。

 その表現の素を挙げてみれば、分析批評、感動、論理的思考という三つの用語の関係、始まりと終わりという対比、目指すという方向性を持つ述語、ということになろうか。
 これだけでも批評に近づいているのだろうか。

 教室の実践に一つ新鮮な視点が増えた気がする。