すぷりんぐぶろぐ

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いい人を止める時間と場所の確保

2009年04月24日 | 雑記帳
 例の「いい人も全裸になって深夜の公園で叫ぶこともあるんだよ事件」で、テレビの報道も観ていたら、白衣を着た人が出てきてなんだか解説めいたことを言った。

 「これは、ブラックアウトですね。」

 なになに、酔っ払って記憶を失うことをそんなふうに言うのか。
 ネットで調べてみたら、確かに書かれてある。
 
 ブラックアウト
 
 アル中のサイトであるところが悲しい。

 不肖この私も数回経験している。短い時間なら結構あるように思うが、完全に吹っ飛んだのが2回ほどか。十数年前のことだ。そして、それはタバコをやめた頃でもある。きっとペースがあがって…ということが予想できる。
 しかし、その時は怖かったなあ。自分が何をしたか、何を言ったか全然覚えていないというのが、これほど怖いとは想像できなかった。

 新婚の同僚の家へ上がり込み、奥様に説教を始めたら、その奥様はもう部屋から出てこなかったという事実があるようだが、これはホントの話なのか。
 それ以外にも何かとんでもないことをしたり言ったりしたのに、周りが気遣って教えてくれないのかもしれないし…そんな不安をつぶやくと、周囲がニヤニヤしたりするものだから、よけいに心が震えてきたということも覚えている。

 自らの人格にまったく自信がないから、ということに尽きるのだろう。
 それじゃあどうしようもない、とまた酒をあおってもどうにもなるまいし、せめて「いい人」を止める時間と場所を確保しておくことかな…と、なかなかいい結論に達した。

 ちなみにブラックアウトを秋田弁に訳すと、これはもう「ホジオドス」だね。