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桜と絵本と豆乳と

年末、こんな結論があるか

2010年12月29日 | 読書
 整理法や健康法など、実践できないからこそ本を読んで知識を得た気分に浸る?のが好きな自分である。

 『疲れない体をつくる免疫力』(安保徹 知的生きかた文庫) 

 加齢による健康不安が大きくなっているこの頃、なんとなくこの手の本にも手が伸びる。
 どこかで以前読んだようなものもあり、実践していることを見つけるとそれだけで少し健康になったような気になるから不思議である。

 食事や運動、生活リズムなど様々な習慣について、まあ予想されることが多かったのだけれど、一つ、とても面白いことが書いてあった。

 たまには「体に悪いこと」をしてみる! 

 健康法を実行したり、生活習慣を固く守ったりすることはいいことだけれど、それに固執することなく、飲みにいって羽目をはずしたり、二日酔いになったり、夜更かしする日を作ったりすることも必要だというのである。
 「免疫学の世界的権威」がこう語るのである。そして根拠としてこんな言葉があるから心強い。

 何か負荷がかかって、そこからリカバリーを図る時に、体の機能がより強く鍛えられる。 

 だから、精神的ストレスもいい、風邪にかかるのも悪くない、そういう論法だ。

 なるほど、規則正しいことへの慣れによって強さは作られていくのだろうけど、時にはそれを壊すことによって再生させ、本来持っている力、眠っている力も時々発揮させてみる、というイメージか。

 うーん、素晴らしい。こうした大らかさが大事なんだねえ…と思ってみたが、ああそうしたら、最近とみに「体に悪いこと」が出来なくなっている、怖がっている自分とは…、そんなことを思ったら少し情けなくなってきた。

 ようし、来年はどんどん体に悪いことをしよう。

 こんな結論があるか。