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桜と絵本と豆乳と

初盆に思っていることがら

2016年08月13日 | 雑記帳
 昨夜は珍しく星空を仰いだ。ペルセウス座流星群が見られるかなあと淡く期待したが、根性も知識もない者には無理なのだろう。ただ20分ほどのうち、流れ星とおぼしき光は三度ほどあった。星に願いを…、は何歳になっても楽しい。「あっ」と思った瞬間に消えるのが常ならば、願いは常に一秒で出せるようにしたい。


 オリンピックの柔道の試合をつまらないなあと思ったのは、北京だったか、その前だったか。技をかけようとすることが、見ている方には、結局道着の引っ張りあいにしか映らない。格闘技とはそんなものだろうか。今回の100キロ超級決勝の話題がずいぶんと拡がっているが、無理もない。強い弱いは見えてほしい。




 朝の連ドラ「とと姉ちゃん」の本日放送分は、主人公の妹鞠子の結婚式のシーン。来賓として花山編集長が挨拶をする。その内容の一部として使われたのが、モデルとなった花森安治の次の言葉である。

 「おそらく、一つの内閣を変えるよりも、一つの家のみそ汁の作り方を変える  ことのほうが、ずっとむつかしいにちがいない。」

 この場面では「家庭の味」を強調するために使われている。挨拶としてはいいモチーフだと思う。しかし現代では通用しなくなっていることも確かだ。いやだからこそ、そんなふうに言える家庭をつくることの重要性が浮かび上がってくる。「みそ汁」に限らず、その家の味を持つことは家族が機能していることだろう。