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様々な人たちの五輪

2016年08月05日 | 雑記帳
 朝の用事を早々に済ませ、10時からの五輪サッカー試合を見入った。日本勢も確かに頑張ったけれどそして可能性も感じるが、対戦相手の凄さが伝わってくるゲームだった。現地入りまでのトラブルの影響がどうのこうのと言っているレベルが、所詮日本の限界なのかな。「オシムの言葉」に書かれていたことと通じる。



 さて、いよいよ五輪のスタート。いくつか楽しみにしている競技がある。選手を注目しつつ、その周りにも多くの人が関わりを持っていることを想像したい。今朝のNHKローカルニュースで取り上げられた、青森のアパレルメーカー(この言い方でいいのかな)に感心した。五輪選手団のジャケットを製造する会社だった。


 わずか30人ほどのメーカーらしいが、選手等の開会式用と移動用の700着を作るという話だった。何故そこに注文されるか。当然その業種での実績があることは間違いない。コンパクトに語られたその内容は二つだ。型紙不要の注文システムと、縫製時のミリ単位での工夫だ。結局、他が目をつけない独創性となる。


 価値はそこに生まれる。しかし、当然それだけではない。できた衣服の仕上げそのものが肝心だ。言うなれば、体操におけるDスコア(難度点)とEスコア(実施点)の両方を兼ね備えていないと、完璧にならないと同じだ。その意味で五輪に取り上げられる事物は、全てそれをクリアする。競技選手だけではない。