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「シン・ゴジラ」観ました

2016年08月31日 | 雑記帳
 8月最終日。高橋名人のそば会で締めようと思ったのだが、電話したときにはもはや既に遅かりし、残念!ではと潔く方向を変えてまだ観ていなかった映画「シン・ゴジラ」に出かける。ゴジラファンとは言えない私のような者であっても、日本人にとってあの叫び声?と音楽は普遍的な「財産」だなとつくづく思った。


 迫力もあるし、テンポもよい、脚色されているとはいえ危機管理の現実にもアプローチしているし、評判どおりのいい作品だった。首都が危機にあるとき、誰がどのように動き、どの場所を起点とするのかが少し想像できた気がする。現実とごっちゃにするわけではないが、登場する女性陣は、みんな強かったなあ。



 豪華な配役だった。現在、テレビドラマの脇役で活躍している俳優がずいぶん多いと感じた。それなりの演技力がある陣容。その頂上が長谷川博己でいいのかと感じたが、主役らしくない表情の乏しい顔立ちが合っていたように思う。しかし、一方の石原さとみは、個人的には頭のまわる印象がないので、違和感が残った。


 エンディングロールのキャストに「野村萬斎」の名前がでてくる。説明は書かれていないが、私はその訳を知っていた。わざと連れに「どこで出たと思う?」と訊ねてみる。当然ながら首を傾げるばかり。観客の多くも同様か。ゴジラの動きが、野村萬斎の動きをもとに作られていたと知ると、また面白く映ると思う。