すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「つまらない男」宣言

2016年08月26日 | 雑記帳
 某政党のバリバリ女性代表候補者に、「つまらない男」と評された現代表。記者会見で素直に認め余裕を見せたら、結構「つまらなくない」と思うのになあ…、妻から言われたらどうとか、性格を知っているとか、やっぱりつまらない答弁だったなあとニュースを見ていた。ふと「つまらない」という言葉に興味が湧く。



 「つまらない」を日本国語大辞典で調べると結構細かく、その意味が分かれている。
 (一部省略しながら引用)
①おさまりがつかない、落着しない
②苦労のむくいがない。張り合いがない
③不都合である。困る
④物事に心がひきつけられない。おもしろくない
⑤対象としてとりあげるねうちがない。価値がない
⑥道理に合わない。ばかげている
⑦不必要である。無用だ。


 彼女が使った「つまらない」は、この区別では④となるだろう。それ以外を主に指しているとなると、これは問題になる。しかしまた、まったくそういった要素が含まれないのかと考えると、否定もできないではないか。広辞苑や明鏡なども分割して書いてあるが、かの新明解の解釈は、この2行が全てなのだから。

 その人や物に、これといった評価に値する(興味や関心を抱かせる)点が見出せず、積極的にかかわろうとする気持ちになれない様子だ。


 これは大問題か。政党代表者が党員に「つまらない」と言われるなんて…。しかし、皆様ご承知の通りそれは某政党だけではないはず。自由に言えるだけまだましか。ともあれ結局、個人の評価眼が全てだ。ゆえに肝心なのは自分が「つまらない」とする人の評価は気にしないこと。堂々と「その通り」と宣言すればよい。