すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

相変わらず不要不急の話

2021年01月14日 | 雑記帳
 寝床では漫画読みが中心で、あまり小説やエッセイなど読む習慣はなかった。最近、目覚め(いや中途覚醒というのか)が4時台になることが多く、少し本を手にしている。それで面白い文章に出会えたらいい時間だし、また逆に、眠くなるようだったら「二度寝」の気持ちよさ?もあるし、まあいいかと思っている。



 ところが、ここでいくつか問題が生ずる。一つは手の痺れ。枕元の灯りは真後ろなので、布団から両手を出して読む態勢である。そうすると時間が経つにつれ手が痺れてくるのである。最初それが生じたときは「大丈夫か、オレ」と思ったが、これは老化現象と察しつつ、考えてみれば自然なのだと思うようになった。


 寝ながらずっと手を上げていれば血流が悪くなる。まして寝室はあまり暖房を入れないので条件が悪い。時々、片手ずつ布団の中へ突っ込めば治まるし、これは仕方ないなと観念している。ただ温めればいいので、手袋を着ければいくらか改善するようだ。ふと「寺内貫太郎一家」の婆ちゃん(樹木希林)を思い出す。


 もう一つは二度寝の夢見があまり良くない気がする。昨日はなぜか大曲の花火大会の最後の挨拶(実際はそんなセレモニーはない)をしなければならず、どうすると焦る夢。目覚めて再びウトウトして今度は、とある研修会で前に出て一緒に踊ろうと促され、断って会場の雰囲気が悪くなり、それじゃあと立ち上がり…。


 しかし考えてみれば、夢に出てくる舞台が昨年からほとんど姿を消している設定であることに気づく。月曜の魁紙にシニア川柳の優秀作が紹介された。個人的に頷いたのは5位「大発見人生半分不要不急」だ。同感した人は多いだろう。あっ、もしかしたら夢で不要不急の場を登場させて、バランスをとっているのか。