すぷりんぐぶろぐ

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傾聴力を育てるための時間配分

2006年09月16日 | 雑記帳
 昨日と一昨日の二日間で、三つの国語の授業を参観する機会を得た。
 
 このうち二つは、低学年の「話すこと・聞くこと」の単元であり
もう一つは、高学年の「発表会」(おそらくは読解単元?の終末段階)である。
 いずれも子どもが発表し、それに対して質問や意見などを述べ合うという形だった。

 それらの授業の良し悪しはともかく、共通していることがいくつかある。
  
 絵や資料が用いられる
 評価的な聞き方が求められる(実際に評価する場も入る)
 授業の後半になると、集中を欠く子がぐんと増える


 視覚資料や評価は、子どもを飽きさせない工夫であるとともに、授業のねらいとも重なる。
 しかし、それにしてもやはり圧倒的に多い「聞く側」を45分をモタセルのはなかなか難しい。

 音声言語を主体とした授業は、やはりもっと短時間で行うべきではないか。
 でなければメニューをもっと豊富にして、目先を変えた内容で構成するべきではないかと思う。
 もちろん、一定時間じっと耳を傾けることは必要であるが、
その「傾聴力」を育てるための時間配分が、いかにも検討されていない気がする。
 
 めあてを確かめ、それにそって発表を聞きあい、評価をする…
どの学年も似たようなパターンでの授業づくりであり、
そこで力をつけているのは果たして何人の子たちなのか見極めが必要だ。

 そうすれば、必ず時間配分がポイントとして浮かび上がってくる。