ニュースの見出しに一言。
1. 豊洲盛り土なし決定 副知事ら8人前後に責任 11年8月の会議焦点。
実行犯を特定するということのようですけど、副知事の責任は問われるのに、知事の責任追及まで及ばないのは、理解に苦しみますね。都の最高責任者である知事が「記憶にない」とか「もう年だから」とかで済まされてはならんでしょ。
2. 小池百合子都知事、二階俊博幹事長に“おわび” 処分の7区議が面会提案を拒否。
自民党の意志に反して、都知事選に出た小池知事を支持したとして離党勧告処分にした区議に自民党幹事長が逆にすり寄ろうとした事件。慇懃に拒否。自民党もみっともないですな。とにかく多数を確保して権力を維持するといういじましい根性で動いているのがあからさまで何とも。機を見るに敏で、小泉仕込みの劇場政治で都知事になったな小池知事ですから、もはや自民党と近く付き合うのは得策ではないと読んでいるのでしょう。自身が主催した「政治塾」とやらに数千人集まったらしいですから、小池劇団(新党)を作って、自民党政治と戦う(フリ)「小池劇場」の新しい芝居を考えているのだ、というゲスの勘ぐりも当たらずとも遠からず。どっちもどっち、国民不在はいつものこと。
3.核兵器禁止条約 決議案が国連の委員会で採択 日本は反対。
NHK - 国際NGO、ICAN(アイキャン)の核兵器廃絶国際キャンペーンの川崎哲国際運営委員は、今回の決議案に日本政府が反対したことについて、「驚くとともに憤りを感じている。日本は核のない世界を目指すという目標を掲げておきながら、核兵器禁止条約の交渉を拒否した。日本政府はこれまで核兵器を持つ国と持たない国の橋渡しをすると言ってきたが、今回反対したことで、完全に軸足を核保有国側に移したと言える。国内でも理解されるとは思えないし、強く抗議をしていきたい」と述べました。
呆れ果てました。日米同盟があるので、立場上、どうしても賛成できないのであれば、中国のように採択を棄権して、賛成できないことを「察してもらう」こともできたのです。なのに「反対」票を入れるとは。その一方で日本は国連で「核廃絶」を訴え続けてきているわけで、こういうのをOxymoronというのではないでしょうかね。不特定の隣人は愛することはできても、自分の隣人は愛することはできない、という冗談を思い出しました。
反対票の言い訳も詭弁にしか聞こえません。世界で唯一の被爆国である日本、世界最大の原発事故での放射線被害で福島の人々の生活を破壊した日本、が核兵器と核兵器用プルトニウム生産施設である原発に反対の意を示さずにどうするのか。いつまでも、アメリカ先生に怒られる、とか回りの人にいじめられる、とかセコい自己中心的な理由で、大義を堂々と主張できないのは、情けないとしか言いようがないです。「いつまでも親や周りの人間の顔を窺ってオドオドしているから、国際社会では、誰も一人前に扱ってくれないのです。義を見てせざるは勇なきなり、知っていてやらないことは悪事をなすことと同じですから。唯一の被爆国が世界人類の平和のためにできることをしない、というのは「悪」です。これで、また日本は綺麗ごとだけ並べるくせに、何もできないアメリカの飼い犬だということをあらためて世界の人々は認識したことでしょう。一つの投票行動で、被爆国としての悪を行い、日本がアメリカの属国であることを大っぴらに表明し、言うこととやることが一致しない信用できない国であることを見せつけるという一挙三損をなしました。
4. クリントン氏、メール問題でFBI長官を非難
(CNN) 米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題で、連邦捜査局(FBI)のコミー長官が新たなメールを調査していると議会指導部に通知したことに対し、クリントン氏は29日、大統領選直前の動きとして「前代未聞」だと述べて長官を非難した。クリントン氏は遊説先のフロリダ州デイトナビーチで支持者らを前に、「選挙直前のタイミングでこのように実体のない情報を公開するのはおかしい」と主張。さらに「前代未聞の、深く憂慮すべき事態。有権者には事実の全容を知らせるべきだ」と力説した。
前代未聞はアメリカでの話。日本ではもっと露骨なのが、2009年の政権交代前に、当時、最大野党の党首であった小沢氏の失脚を狙って、自民党と検察が「陸山会事件」という架空の事件をでっち上げた事件がありました。メディアも国家権力も長いものに巻かれている日本はもっと陰湿でエゲつないと思いますね。
ニュースを見ると、結局、全部愚痴になってしまいました。次回からはほのぼの、明るい話にしようと思います。
1. 豊洲盛り土なし決定 副知事ら8人前後に責任 11年8月の会議焦点。
実行犯を特定するということのようですけど、副知事の責任は問われるのに、知事の責任追及まで及ばないのは、理解に苦しみますね。都の最高責任者である知事が「記憶にない」とか「もう年だから」とかで済まされてはならんでしょ。
2. 小池百合子都知事、二階俊博幹事長に“おわび” 処分の7区議が面会提案を拒否。
自民党の意志に反して、都知事選に出た小池知事を支持したとして離党勧告処分にした区議に自民党幹事長が逆にすり寄ろうとした事件。慇懃に拒否。自民党もみっともないですな。とにかく多数を確保して権力を維持するといういじましい根性で動いているのがあからさまで何とも。機を見るに敏で、小泉仕込みの劇場政治で都知事になったな小池知事ですから、もはや自民党と近く付き合うのは得策ではないと読んでいるのでしょう。自身が主催した「政治塾」とやらに数千人集まったらしいですから、小池劇団(新党)を作って、自民党政治と戦う(フリ)「小池劇場」の新しい芝居を考えているのだ、というゲスの勘ぐりも当たらずとも遠からず。どっちもどっち、国民不在はいつものこと。
3.核兵器禁止条約 決議案が国連の委員会で採択 日本は反対。
NHK - 国際NGO、ICAN(アイキャン)の核兵器廃絶国際キャンペーンの川崎哲国際運営委員は、今回の決議案に日本政府が反対したことについて、「驚くとともに憤りを感じている。日本は核のない世界を目指すという目標を掲げておきながら、核兵器禁止条約の交渉を拒否した。日本政府はこれまで核兵器を持つ国と持たない国の橋渡しをすると言ってきたが、今回反対したことで、完全に軸足を核保有国側に移したと言える。国内でも理解されるとは思えないし、強く抗議をしていきたい」と述べました。
呆れ果てました。日米同盟があるので、立場上、どうしても賛成できないのであれば、中国のように採択を棄権して、賛成できないことを「察してもらう」こともできたのです。なのに「反対」票を入れるとは。その一方で日本は国連で「核廃絶」を訴え続けてきているわけで、こういうのをOxymoronというのではないでしょうかね。不特定の隣人は愛することはできても、自分の隣人は愛することはできない、という冗談を思い出しました。
反対票の言い訳も詭弁にしか聞こえません。世界で唯一の被爆国である日本、世界最大の原発事故での放射線被害で福島の人々の生活を破壊した日本、が核兵器と核兵器用プルトニウム生産施設である原発に反対の意を示さずにどうするのか。いつまでも、アメリカ先生に怒られる、とか回りの人にいじめられる、とかセコい自己中心的な理由で、大義を堂々と主張できないのは、情けないとしか言いようがないです。「いつまでも親や周りの人間の顔を窺ってオドオドしているから、国際社会では、誰も一人前に扱ってくれないのです。義を見てせざるは勇なきなり、知っていてやらないことは悪事をなすことと同じですから。唯一の被爆国が世界人類の平和のためにできることをしない、というのは「悪」です。これで、また日本は綺麗ごとだけ並べるくせに、何もできないアメリカの飼い犬だということをあらためて世界の人々は認識したことでしょう。一つの投票行動で、被爆国としての悪を行い、日本がアメリカの属国であることを大っぴらに表明し、言うこととやることが一致しない信用できない国であることを見せつけるという一挙三損をなしました。
4. クリントン氏、メール問題でFBI長官を非難
(CNN) 米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題で、連邦捜査局(FBI)のコミー長官が新たなメールを調査していると議会指導部に通知したことに対し、クリントン氏は29日、大統領選直前の動きとして「前代未聞」だと述べて長官を非難した。クリントン氏は遊説先のフロリダ州デイトナビーチで支持者らを前に、「選挙直前のタイミングでこのように実体のない情報を公開するのはおかしい」と主張。さらに「前代未聞の、深く憂慮すべき事態。有権者には事実の全容を知らせるべきだ」と力説した。
前代未聞はアメリカでの話。日本ではもっと露骨なのが、2009年の政権交代前に、当時、最大野党の党首であった小沢氏の失脚を狙って、自民党と検察が「陸山会事件」という架空の事件をでっち上げた事件がありました。メディアも国家権力も長いものに巻かれている日本はもっと陰湿でエゲつないと思いますね。
ニュースを見ると、結局、全部愚痴になってしまいました。次回からはほのぼの、明るい話にしようと思います。
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