食べて、寝て、働くという人間の基本は大事です。良い仕事をした後で、美味しいものを食べて、ぐっすり寝れば、幸せです。
週末は、久しぶりに泊まりで遠出をする機会があって、知らぬ土地で、ちょっと変わったものでも食べようということで、地中海料理のレストランに行きました。私の知っている地中海料理といえば、ハマスにタブリ、アメリカナイズされて広がったものぐらいです。地中海料理と言っても地理的にも文化的にも広く、地中海を囲む国々で主にイスラム圏を中心にアラブ、トルコ、エジプト、リビアやモロッコ、加えてギリシャ、レバノン、イスラエル、それから西アジアのペルシア、コーカサスの一部、東ヨーロッパの一部あたりに共有されるもの、あるいはそれぞれにユニークな料理問いう感じでしょうか。一方、地中海沿岸でもイタリア、フランス、スペインは別の食文化圏ではないかな、と思います。
というわけで、レストランに入ってメニューを見ましたが、チンプンカンプン。オススメを幾つか聞いてその中から注文することにしました。私は、ベジタブルメニューの中でのオススメ、野菜のイシュケンデル。イシュケンデル(Iskender)というのは、肉料理ですが、この料理を開発したトルコの創業者の名前らしく、ラム肉にトマトソースと羊または山羊のバターとヨーグルトのソースで味付けしたもので、私のは肉の代わりに野菜とマシュルームにこのソースがかかっており、付け合わせに紫色のキャベツのピクルス、玉ねぎのピクルスが付いていました。ヨーグルトとトマトの酸味がバターや油のこってりとした旨味とあいます。ウチの子供は牛肉のケバブ、付け合わせはほぼ同じですが、グリルで焼いたピーマンとトマトが付いています。連れ合いはチキン グベック(Guvech)、これはトルコやブルガリアで食べられる野菜の煮込み。
これらのメインディッシュも良かったですが、実はこれらについてくる焼きたてのパンが大変美味しかったのでした。外国や西洋料理のレストランでは、まず出てくるパンの質でレストランのレベルがわかると想います。私の場合は、夏の昼下がりの盛り蕎麦と、このメインの前のパン、を想像すると幸せな気持ちになります。蕎麦にはワサビと刻んだネギに出汁のきいた汁、パンにはエクストラバージンのオリーブオイル。バターは塩気が強いのでオリーブオイルの方が美味しいパンがより美味しくいただけると思います。
このレストランでは、パンと言ってもピザのような形をしており、上に白ゴマと黒ゴマがトッピングしてあって、レンガのオーブンで、大きく膨らむまで焼いてあります。どうもこれはLavashと呼ばれる平たいパンで、これはバターやオリーブオイルではなく、ヨーグルトがベースのディップにつけて食べます。このヨーグルトソースには風味付けにディルが入っているようです。まだ温かいパンをちぎって口に含むと、モチモチとした生地からの甘みが広がります。何もつけなくても、これだけで十分美味しいです。
知りませんでしたが、Lavashはアルメニアのパンとしてユネスコの無形文化遺産に登録されているそうです。起源はイランという説もありますが、広く西アジアで食べられているとのこと。
美味しいものを食べて、幸せな週末の夜でした。
Lavashとヨーグルトのディップ(平皿)
Iskender Kebab
Guvech
週末は、久しぶりに泊まりで遠出をする機会があって、知らぬ土地で、ちょっと変わったものでも食べようということで、地中海料理のレストランに行きました。私の知っている地中海料理といえば、ハマスにタブリ、アメリカナイズされて広がったものぐらいです。地中海料理と言っても地理的にも文化的にも広く、地中海を囲む国々で主にイスラム圏を中心にアラブ、トルコ、エジプト、リビアやモロッコ、加えてギリシャ、レバノン、イスラエル、それから西アジアのペルシア、コーカサスの一部、東ヨーロッパの一部あたりに共有されるもの、あるいはそれぞれにユニークな料理問いう感じでしょうか。一方、地中海沿岸でもイタリア、フランス、スペインは別の食文化圏ではないかな、と思います。
というわけで、レストランに入ってメニューを見ましたが、チンプンカンプン。オススメを幾つか聞いてその中から注文することにしました。私は、ベジタブルメニューの中でのオススメ、野菜のイシュケンデル。イシュケンデル(Iskender)というのは、肉料理ですが、この料理を開発したトルコの創業者の名前らしく、ラム肉にトマトソースと羊または山羊のバターとヨーグルトのソースで味付けしたもので、私のは肉の代わりに野菜とマシュルームにこのソースがかかっており、付け合わせに紫色のキャベツのピクルス、玉ねぎのピクルスが付いていました。ヨーグルトとトマトの酸味がバターや油のこってりとした旨味とあいます。ウチの子供は牛肉のケバブ、付け合わせはほぼ同じですが、グリルで焼いたピーマンとトマトが付いています。連れ合いはチキン グベック(Guvech)、これはトルコやブルガリアで食べられる野菜の煮込み。
これらのメインディッシュも良かったですが、実はこれらについてくる焼きたてのパンが大変美味しかったのでした。外国や西洋料理のレストランでは、まず出てくるパンの質でレストランのレベルがわかると想います。私の場合は、夏の昼下がりの盛り蕎麦と、このメインの前のパン、を想像すると幸せな気持ちになります。蕎麦にはワサビと刻んだネギに出汁のきいた汁、パンにはエクストラバージンのオリーブオイル。バターは塩気が強いのでオリーブオイルの方が美味しいパンがより美味しくいただけると思います。
このレストランでは、パンと言ってもピザのような形をしており、上に白ゴマと黒ゴマがトッピングしてあって、レンガのオーブンで、大きく膨らむまで焼いてあります。どうもこれはLavashと呼ばれる平たいパンで、これはバターやオリーブオイルではなく、ヨーグルトがベースのディップにつけて食べます。このヨーグルトソースには風味付けにディルが入っているようです。まだ温かいパンをちぎって口に含むと、モチモチとした生地からの甘みが広がります。何もつけなくても、これだけで十分美味しいです。
知りませんでしたが、Lavashはアルメニアのパンとしてユネスコの無形文化遺産に登録されているそうです。起源はイランという説もありますが、広く西アジアで食べられているとのこと。
美味しいものを食べて、幸せな週末の夜でした。
Lavashとヨーグルトのディップ(平皿)
Iskender Kebab
Guvech
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