百醜千拙草

何とかやっています

黙っていることは認めていることと同じ

2013-07-12 | Weblog
夏休みから仕事復帰しました。休み前のレベルに追いつこうといろいろ大変です。休み中、久しぶりに会った家族、親類、友人の方々、おかげさまで楽しく過ごせました。ありがとうございました。
現在の日本の一番大きな危機は原発であると私は思うのですが、政府は例によって形ばかりの安全規制でゴマカして再稼働へ前のめり、国民を危険に晒し続けようとしています。今日も、「敦賀と東海第二の再稼働申請へ 日本原電、時期は示さず」というようなニュース。活断層があっても危険であってもシラを切り通してむりやりごり押しですからね。第二のフクシマでが関西全滅するのも時間の問題のようです。

原発情報が抑制されている中、それでも、一部の人々は地道に活動を続けておられて、頭が下がるばかりです。まずは、さよなら原発1000万人アクションの署名から。

参議院選挙で脱原発で立候補した山本太郎さんの演説が、このサイトで文字になっています。

2011年、原発震災。ここから僕の人生、大きく変わったんですよね。国がどういったことを僕たちに説明するのか。そして、それをメディアはどのように伝えるのか。それでこの国の姿が分かるんだと思いました。
そして、国が発表したことは、『直ちに健康に影響はない』と。
なるほど、今すぐは影響ないかもしれないけれども、あとあと分かんないよということを公式の場で発表してしまうんですよね。、、、

『直ちに影響がない』といったことはそのことなんです。今すぐに影響が出ないけど、あとあと分かんないよって言われた時に、もう自分自身、凍りついてしまったんです。

そして、この事故について、メディアはどういうことを僕たちに教えてくれるのかと思ったら、大本営発表。垂れ流しだったんです。これはもう自分たちで情報を得て、そして生き延びるんだという強い気持ちを持たないとまずいなと思ったんです。生き残れないなと思ったんです。

原発問題を入り口に、この二年間、仕事はもうほとんどないです。干されてしまいました。それもそのはず。芸能界っていうのはスポンサーによって支えられているんです。テレビをつければ、15秒毎のコマーシャルが流れる。当然ですよね。15秒毎に企業からお金が入るシステムなんです。
企業にとって、本当の都合の悪いことは、その核心の部分というのは、決して流れない。大人の世界だったら当然ですよね。取引先の企業の悪口、言えるわけないんですよ。
新聞を見てみてもそうですよね。新聞を開けば広告がたくさん載っている。新聞を支えているのは、広告なんですよね。6割から7割が広告だ。だとするなら、テレビ、新聞から、本当のことが知れるはずがない。

一番大きなスポンサーは企業であって、みなさんではないんです。民放にはみなさん一円も払わないですよね。みなさんのいのちにとって大切な情報、流せるわけないんですよ

まず最初に声を上げようとした時に、マネージャーに言われました。『太郎君、あなたジャーナリストでもなんでもないでしょ。あなたのお仕事わかってる?』それは、お前、黙れってことじゃないんです。あなたにも生活があるだろ?あなたはお母さんを食べさせなきゃいけないでしょ?そんなことしてたら仕事なくなるよって言われたんですけど、我慢できなかったんです。

このことに対して口を閉ざすということは、そのリスクを無視して、そしてそのリスクに晒された人たちを切り捨ててでも、原発を続ける。活断層の上に原発が作られていても、それを動かそうとする。100万年の核の発電によって、100万年もゴミができたとしても、その処理方法がなかったとしても、それを続けようとする。

その人たちに、その企業たちに、自分も賛同したと同じことなんです。黙ってしまうことは、黙認していることと同じだ。自分のなかでもう我慢できなくなった。ただ、それだけなんです。



ところで、最近、私はDuckDuckGoをサーチエンジンとして使うようになりました。他のサーチエンジンのように個人情報を収集しないことをウリにしているようですし、検索結果もGoogleよりもバイアスが少ないように思います。特に、権力側に都合に悪いことを検索しようとするとGoogleでは出てこないことが多いようです。
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