これは一ヶ月程前に写したものですが、何かの工事中でバリケードで保護されていました。
宇治橋の左岸橋詰め上流側です。
幼い顔に表現されているのは何故でしょうか?
とびきりの美人顔にしたら現代的になり過ぎでしょうし、平安美人顔にし過ぎたらまるでお多福みたいになるでしょうし、老女にするわけにもいかず熟女にするのもどうか・・・するとどうしても童顔になってしまうんでしょうね。
12単衣まではいかないでしょうけれど、重ね着や巻物を石彫で表すのは、難しかろうと思われます。
以前、着物研究家の12単衣についての講演と実演を見たことがあります。
モデルに着せてからの事でしたが、一気にモデルがそれを脱いで12単衣だけが抜け殻みたいになって座りました。
『これがほんとのもぬけのから』と締めくくっていました。
通う男は一枚一枚脱がせたわけではなかったんですね。
苦労を偲んで興奮したりすることはないのであります。