
クズの花;記事とは特に関連はありません。
もしかしたら、50人から100人に1人程度の、発熱から細菌による感染症、破傷風なんかに進んでしまうという少数派に入ってしまったのではないかと怯えた。
直腸の壁を針は突き破り前立腺に刺さるのだから、昔の注射使い回しによる肝炎と同様に、大腸菌その他が体腔と前立腺に便乗して行き着くのだ。
便乗という言葉がダイレクトにリアル。
そうこうしているうちに、どうしても脱糞したい気分に耐えられなくなって、看護師を呼んだ。
「ズボンと下着を下ろしてください」と言われ、尻のパッドを外してもらった。
不発に終わったトイレに再度座り、今度は本当に脱力して良いという安心感を得た。
括約筋周りが普段と違うので、いつものルーティンワークの流れにならない。
あまり力を入れたら何か別のものまで出てきそうで遠慮がちにいきむ。
長い時間をかけて、形を保てない軟便が、ついに、それもかなり出た。
そこで『何だそうか』と思い至る。
『オシッコがかなり溜まっているようだ』という医師の感触は、じつはS字結腸に溜まっていたウンコの圧迫だったのではないか。
緩行性の下剤の効き目は、自宅の排便の分ではなく、ただいま排泄した分だったのではないかと。
ずーっと気持ち悪かったのは、効いてきた下剤の軟便を無意識的に必死でこらえていたことによるのではないか。
それが元のあぶら汗、冷や汗だったのではないか。
全部が全部そうでないにしろ、半分はそれ、あるいは相乗効果の気持ち悪さだったのではないかと。
つづく