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黄檗運動公園へ久しぶりに出かけた。
駐車場そばでさっそく目についたのがコブシの実。
拳のようだからコブシと命名されたということだけれど、拳というよりはモリアオガエルの卵を思い出したり納豆を連想したりする。
いま書いていて想ったのは、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』。
我も我もと糸につかまって地獄から天国を目指す輩。
モミジの種もすでに翼になっていた。
子供の頃に口寂しいとモミジの葉っぱを噛んだりしたけれど、この葉は病気になっているようだ。
梅雨が遅くて水不足なのかもしれない。
ブタナがコンクリート地面と擁壁の割れ目に生えて咲いていた。
外来種は強い。
強いからどこでも生き延びて、外来種などと蔑まれたりする。
西日を背に受けて撮ったから自分の影が写った。
題して『豚菜と私』。