トックリキワタというむくんだ幹がいきなり目に入り、バオバブかと思った。
キワタとはなんぞや、木綿をモメンとは読まずキワタで、実が綿を吹くらしい。
ビヨウタコノキという珍妙な木は根が下りているというよりは、太いヒルが伸び上がって幹に吸い付いているようで気味が悪い。
ビヨウとは美容で、タコノキ科の中では葉が美しいからだと検索したらあった。
ヒメショウジョウヤシは調べなくても、姫猩々椰子だとわかる。
赤いヤシで小ぶりのタイプだからヒメに違いなく、竹と比べたら見た目がいいだけで使えない材なのだろうなと思う。
カカオノキが実を幹にぶら下げていて面白い。
葉っぱを従えることもなく、ダイレクトに露出させていて、カカオに恥じらいはないなどと思ったり・・。
ゲットウ(月桃)という沖縄では餅を包むという葉っぱにようやく出会えた。
話は聞いていましたがようやくGet~などと思うが、公共の温室だから見ただけで嗅ぐこともしなかった。
笹のように、時期になると束ねた葉が売られているそうで、薬草でもあるらしい。
色々と花も咲いていた中で、一番おもしろかったのが最後の画像。
歩き回るのも飽きていたので、名前を撮らなかった。
赤い羽根の首を垂直に伸ばした大鳥の黄色い嘴、のような花、と言うか、つぼみ。
人工的で造花的だから、きれいだけれど馴染めないのが多かった。
南方熱帯系の美女は、一歩引いて鑑賞するだけで近づきになりたいと思わない。