大量にドングリが落ちていた。
まともに拾い集めれば、何百キロだって簡単にいけそう。
何ともったいないと思って、一握りをポケットに入れて持ち帰った。
またもや京都市内からの帰りに明治天皇陵に寄ってのこと。
230段を登るのに、やはり1回休まないではいられなかった。
足よりも息が切れて心臓が持たない状態になり少し恐怖感すら感じた。
上がり切ったら、例によって天皇陵をねぐらにしている鴉が騒いでいた。
帰宅して椎の実かどうか調べてみたら、生のままかじってみれば分かるということで実行する。
渋い、これはアク抜きをしないと食えないタイプのドングリだから椎の実ではない。
ドングリの不作とかで熊が里に降りてトラブルを起こすことが多い秋だったのに桃山御陵の森は大豊作。
ドングリを拾い集めて山にばらまいたりするそうだけれど、熊は木に登って特定のドングリの若い実を食うという記述も見つけた。
それなら、ここの大量のドングリは何の餌になるのだろうと思うけれど、人が踏み込まない原生林化した森は食物連鎖の大事な太い鎖のはず。
もう椎の実を拾うには遅いだろうから、今秋こそ椎のあるところを突き止めて拾い集めたいと、又々予定を立てる正月中日。