日本海に沿った八号線を進んでいたらレンブラント光線がはっきりと見えた。
どこかで車を停めて撮りたいと、折良く差し掛かった海の駅『うみてらす名立』に寄った。
どんどん光線が薄くなってきていて、早く良い撮影スポットをと、駐車場から海岸を目指した。
公園端の、いつ見ても回転していない風車のほぼ真下あたりが一番の撮影スポットか。
不穏な雲行き、雨が降りそうで暗い初冬の日本海の景色を撮る人なんぞ、一人もいない。
風車を真下から見上げるのは琵琶湖東岸に立っているのとで二基目だ。
なぜ回っていないのだろう、故障か、運営会社の倒産だろうか。
私はいつか風車一基の所有者になりたいと思っていたことがある。
電力自由化と言いながらも、太陽光発電もあまり得にならないようだし、風車は台風で倒れたり止まったままだったりで売電も大変のようだ。
トランプで遊びながら売電というわけにはいかない。