鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

矢来

2020年12月10日 00時23分23秒 | 農事


これからどんな戦が始まるのか、というような囲いを作ってみた。
モノにならなかったキャベツは、来週から降るはずの雪の下になってもなんとか持ちこたえて、来春の雪解け後に収穫したら甘い春キャベツとなる。
そのように甘く考えていたら、農事の師のたまわく、囲いをしてやらないとダメになる。
竹が余ってるのだから、こうしてああしてと手振りで説明された通りに作ってみたら、物々しい矢来になった。
雪下ろしをヒトに託して冬の間は留守にする生家なので、周りの意見は取り入れなければならない。
見てもらったら、思っていた以上の出来栄えだったようで「こりゃすごいのー」と褒めてくれた。
週末に帰る時は、結球を始めた大きめのキャベツ10個ほどを引き抜き、宇治ではプランターに移植する。
歯抜け部分には外側からのを移植し、矢来の中だけに集めてからパネルとガラスとシートで覆う。
畳1枚分ほどの透明ポリカーボネートパネルと同サイズの透明強化ガラス各2枚ずつは建築廃材で、幅1m半程の透明ナイロンシートは師からもらったお古。
全てが捨てずに置いていた廃品利用リサイクルなので材料費は0円。
まだ材料はあるので、なんだったら竹で全部覆って犬矢来のようにだってできるのだけれど、雪の下に埋没前後に太陽光も欲しいというので、この程度。
人目に触れる表の方なら恥ずかしいことでも、家の裏手だから好き放題にやる。
結果、泥縄式農法になるのだけれど、いくつになろうと何事も経験。
手前の白菜は、上を結んでおけば雪の下になってもだいじょうぶとのことで、わらで結んだ。
結ばないでおくと、みぞれや雪で葉がしどけなく開いてダメになるそうだ。
店頭で売っている小さな白菜くらいになっているのだけを、これまた10個ほど収穫して帰る予定。
あとは春になってから、雪の下で甘くなった白菜が董立ちしようとする前に収穫していただくのが楽しみ。
コメント (4)
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