100ボルト電源のアーク溶接機を持っているからには、溶接で出来るものは手作りしたい。
色々と思い巡らせている時間は雑念が入らず、世の中を憂えることもなく、夢中になれる。
試作までいくことはあまりなく、空想で終わるのがほとんどで、作っても失敗だったりする。
今回の夢想は成功するかどうか、市販の既成部品を切断して溶接して組むだけだけれど。
今回のミソは角度30°60°120°をできるだけ正確に測ること。
これで、あとは足を伸ばす2400mmの単管3本と固定ベースを差し込み、チェーンブロック(吊り上げ滑車)を下げたら重い石も持ち上げられる。
田舎の長老は、丸太を三脚に組んでやっていたらしいが、何回も三脚ごと転ばせてしまったとか。
チェーンブロックは上げるのも下げるのも戻り防止が掛かっているので、傾き始めてこりゃまずいと思っても急激に下げたりはできないからだ。
今では、1.5トン用のチェーンブロックを三脚にぶら下げるのがしんどくなって、石を動かすのはやめたという。
85歳の長老は力仕事ができなくなったと言いながら、運転免許返納なんぞ眼中にないバリバリの現役農業従事者だ。
目標とする長老が何人も居るということの心強さを感じる今日この頃。
また横道に逸れた。
これを書くに当たって、三脚を調べてみたら、4万円〜5万円ほどで組み立て式が売っていると分かった。
私の手作りがうまくいったらの話だけれど、1万円ほどで収まるはずなので、早く試してみたいと気がはやる。