鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

セスジツユムシ

2021年11月24日 08時23分33秒 | 


崩れた灯籠の台の上にこいつがいた。
子どもの頃の暑い夏の夜は戸を開け放っていたから、蚊帳に入って寝るのだが、その蚊帳に度々スイッチョンと鳴く虫が止まった。
スイッチョンという名で呼んでいたけれど、今頃になって調べてウマオイだったのかと思う。
キリギリスかウマオイのどちらか位には思っていたが、区別がなかなか覚えられない。
こいつはスマホを接近させても逃げる元気はなくて、遊び呆けた末のキリギリスかなどと想ったりする。
元気なくアリの巣に近づいたりしたら、いらっしゃいとばかりに、寄ってたかられて解体され餌として巣に運び込まれる。
現実的シリアス童話なんかも思い付こうというもの。
そこで検索してみると、背中という背中がなく、尖った稜線1本の背中が特徴的なのはセスジツユムシと判った。
キリギリス科だったりツユムシ科だったりするようだが、一見するとスイッチョンそっくりだ。
触角にスマホが当たっても少し身じろぐだけで、跳んだり飛んだりの気力はない。
まだモズの声は聞こえないし、近くに私がいる限りヒヨドリも来ないだろう。
画像を観て初めて気づいたけれど、目の縁取りが何かに似ている、何だっただろう。
アフリカとか東南アジアとか南太平洋とか、どこかの少数民族のお面の目か。
コメント (2)
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