ハギ(萩)より目立って優しい色合いの花が、手入れされていない道路脇や公園の隅で咲く時季になった。
花のアップを撮ろうとしていて、そうかヌスビトハギだったな、漫画の盗人そのものだな、と思った。
頬かむりして鼻の前で結び目を作っている泥棒のイメージから、この名になったに違いないと一人合点した。
ところが調べてみると、ヌスビトハギはこれではなくて、花も少し違う。
名の由来も種が衣服にくっ付くこととか、その形からとか諸説あるようだが、花の姿かたちからではないようだ。
それに、在来種のヌスビトハギとは違い、私が昨日の散歩で見たのはケブカアレチヌスビトハギで北米からの帰化植物とのこと。
本末転倒とも言えそうだけれど、体が名を表しているケブカアレチヌスビトハギ。
山際の田んぼの畦に彼岸花が咲いていた。
大体が、今が盛りだったけれど、くたびれ始めたのもあった。
他所さんのブログなどで、彼岸花の画像はかなり前から見ていたが、彼岸の中日前日に観て、中日のブログに載せることができた。
墓のある田舎で彼岸を過ごすべしなのに、これもあべこべ、一身上の都合で彼岸の期間だけ田舎を留守にするような事になり、少し心苦しい。