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メヒシバ1株がどこまで広がるか、じゃまがなければ匍匐枝をひたすら伸ばすのではないかと考え、円形芝生を期待した。
ところが匍匐拡大をやめて立ち上がり穂をつけ始めた。
繁栄方法を結実拡散に切り替えたようで、それは困る。
匍匐枝の根を剥がし、大元を百均草抜きで引っこ抜いて実験を終わらせた。
大物を釣り上げたような高揚感を一瞬だけ味わったけれど、撮ったのをみても面白みがない。
ギボウシ(擬宝珠)が庭の草薮のところどころから立ち上がって咲き続けている。
一番良さそうな株を見下ろして撮り、しゃがんで花の中をズームアップして観ると小さな蟻がたかっていた。
メヒシバだけではあまりに貧相なので花を添えようと撮りに出て、とって返しパソコンに向かっているときに腹がむずむずした。
シャツをたくしあげてみると、へそ近くに先ほど見た蟻が一匹。
払ってから、潰そうとしたらズボンの中かどこかに紛れて行方が分からない。
蟻はときどき家の中で見るし、こおろぎも入ってくる家なので気にしない。