おもかげや 姨ひとりなく 月の友 芭蕉
姨捨や 月をむかしの かがみなる 白雄
名月や 仏のやうに 膝をくみ 一茶
名月や 雪の様なる そばの花 一翁
あひにあひぬ 姨捨山に 秋の月 宗祇法師
俳句の庭という趣の句碑群が造られてあった。
ごろごろとした石をコンクリートに埋めてある、歩きづらい広場の周りを句碑が取り囲んでいて、萩が咲いていた。
蕎麦の花は見えなかったけれど、善光寺平を遠望する柵のすぐ真下に、色づき始めた実をたくさん付けた林檎の樹の列があった。
台風14号がこれからやってくるのに、はかない景色だ。