踏み込むことのない柔らかい土の盛り上がり部分を掘り返していたら、でてきた赤茶色のコガネムシ。
姿かたちは珍しくも何ともないのだけれど、この色合いで土の中から2匹一緒にいたりするのは初めて観る感じ。
検索してみると、いくつか候補はあるが、ナガチャコガネ(長茶黄金虫)ではないかと思われる。
コガネムシの類は大小どれをとっても、ほぼ害虫で幼虫の時は根や作物を、成虫になったら葉っぱを食害する困りもの。
それでも黄金虫の外見から、潰したり殺したりはできにくく、見てもほぼ放任だ。
各種幼虫もみな、カブトムシの幼虫と相似形の小型というわけで、耕作中にみつけても対処しにくくて、道の側ならぽいぽいと道に放り投げる。
踏んでもイモムシなんかとは違い、丈夫で土にもぐるばかり。
台所のサイドテーブルの横に、いつのまにかナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)が巣を張っていた。
けっこうな大きさで、腹から撮ったら死角なのか反応はなかったのに、背から撮ろうとしたら、素早く逃げていった。
上から見る腹は黄色い縞縞がきれいで、どの蜘蛛とも間違えようのない特徴をもっているのだが、下からだと全く別物風。
ウラオモテのある奴のわけで、長黄金蜘蛛と長茶黄金虫は名前に共通部分があっても、似てもいず非なるもの。