和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

献辞が奥床しい。

2014-02-15 | 短文紹介
本を整理してる最中に
本を読みはじめるのは禁物(笑)。
といっても、私は
ちっとも、読む気なし。

今回の整理は、
谷沢永一を本棚に並べました。
楽しいなあ。
並べると、買っていない本のことが
気になったりしますが、
そこに、いくか(笑)。

とりあえず、
パラリとひらくと、
こんな箇所。

「日本における英国小説研究書誌」
について

「真摯で快活で謙虚な宮崎芳三が、
私家版三百部の『文集』全二巻計七百十五ページを刊行した。
まず『外山滋比古氏にささげる』との献辞が奥床しい。
先輩同輩後輩のどれだけ多くを、
外山滋比古が励まし機会を与え育成してきたことか。
この類い稀な美談を何時か何人かが、
広く見渡して記し留めるべきであろう。・・・」(p572)
  (谷沢永一著「書誌学的思考」)


うん。もうすこし
よく見えるところの本棚へ
外山滋比古の本を置こうか迷う(笑)。
コメント
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