朝日の古新聞をもらってくる。
その2月9日(日曜日)の読書欄に、
鷲田清一氏が鶴見太郎著「座談の思想」の書評をしている。
この箇所を引用。
「融通とデリカシーを併せもった菊池寛、
『大きく掴み、小さく掴む』力量を
おおらかに発揮した桑原武夫、
心底『雑談好き』の丸山真男、
言いよどむことの多い『寡黙な鈍才』
竹内好らを挙げる。それぞれに
『その人物からしか聞けない言葉を引き出すこと』
『思いがけない話が聞けること』に
長けた面々である。
これと対照的に、最後まで慄然と対峙したままの
柳田国男と石田英一郎の対談や、
明晰な洞察のあいだに
『間欠泉のように感情を爆発させる』
中野重治の例も気をそそられる。」
これで、
鶴見太郎著「座談の思想」(新潮選書)の
3人の書評を読めた。
書評を読み比べる楽しみがあるなあ。
読売新聞1月5日の若松英輔の書評。
毎日新聞2月2日の堀江敏幸の書評。
朝日新聞2月9日の鷲田清一の書評。
本について3人からお話を聞いてるような。
その2月9日(日曜日)の読書欄に、
鷲田清一氏が鶴見太郎著「座談の思想」の書評をしている。
この箇所を引用。
「融通とデリカシーを併せもった菊池寛、
『大きく掴み、小さく掴む』力量を
おおらかに発揮した桑原武夫、
心底『雑談好き』の丸山真男、
言いよどむことの多い『寡黙な鈍才』
竹内好らを挙げる。それぞれに
『その人物からしか聞けない言葉を引き出すこと』
『思いがけない話が聞けること』に
長けた面々である。
これと対照的に、最後まで慄然と対峙したままの
柳田国男と石田英一郎の対談や、
明晰な洞察のあいだに
『間欠泉のように感情を爆発させる』
中野重治の例も気をそそられる。」
これで、
鶴見太郎著「座談の思想」(新潮選書)の
3人の書評を読めた。
書評を読み比べる楽しみがあるなあ。
読売新聞1月5日の若松英輔の書評。
毎日新聞2月2日の堀江敏幸の書評。
朝日新聞2月9日の鷲田清一の書評。
本について3人からお話を聞いてるような。