「かにかくに、日本語は、
グラフィックな情報が非常に大きな役割を果たす言語であり、
日本人はこの、文字を『グラフィック情報として味わいながら、
テキスト情報として理解する』という特異な文化を、
千年以上続けてきました。
毛筆・硬筆・ボールペン・ペン字の習字を習ったり、
練習したり、あるいは年齢とともに文字に味が出て来るとか
出ないとか、なににつけても、文字の形、言い換えれば
グラフィック情報に、強いこだわりをもっている
日本人と日本文化。
これはちょっと欧米人には理解しがたいところがあるかもしれません。」
(p184)
林望著「役に立たない読書」(インターナショナル新書)より。
グラフィックな情報が非常に大きな役割を果たす言語であり、
日本人はこの、文字を『グラフィック情報として味わいながら、
テキスト情報として理解する』という特異な文化を、
千年以上続けてきました。
毛筆・硬筆・ボールペン・ペン字の習字を習ったり、
練習したり、あるいは年齢とともに文字に味が出て来るとか
出ないとか、なににつけても、文字の形、言い換えれば
グラフィック情報に、強いこだわりをもっている
日本人と日本文化。
これはちょっと欧米人には理解しがたいところがあるかもしれません。」
(p184)
林望著「役に立たない読書」(インターナショナル新書)より。