3月22日に職場の屋上からパンスターズ彗星観察会なるものを開催することになりました。ところが、この日は午後5時ごろから西の空に雲が広がり中止となってしまいました。その前日の21日、この日の西の空は雲ひとつない晴天。しかし、午後5時半から新しいコンピューターシステムの講習会が入っており、7時近くまでかかりそう。終了10分ほど前に抜け出させていただき、急いで撮影機材を持って屋上へ。親しい部署にはあらかじめ予告しておいたので、5~6人の職員が集まっており、皆必死に西の空を眺めていました。でも、肉眼で見えた人は誰もおらず、双眼鏡を持っている人も無し。カメラをセットして撮影してみると・・・計算した軌道通りの位置に彗星がいました。思ったよりも高い位置。
21日午後、病院屋上から見る甲斐駒ケ岳。すっきりした青空が広がり、彗星観察には絶好の天候。
午後6時50分、甲斐駒ケ岳の右上を飛ぶ彗星をカメラではきっちりと捉える。
しかし、肉眼では見えない。円く写っているのはグランドのナイターの明かりから出るフレア。
撮影した映像をモニターで見せながら場所を確認しましたが、やはり肉眼で見るのは難しく、それらしい光がなんとなく見えたのは一人だけでした。日没とともに空気が冷えて霞が多くなり、山影は全く見えなくなり、写真も真っ白に。しかし、その霞を通してカメラでは7時5分過ぎまで彗星が写っていました。
7時5分、真っ白な映像の中に、右下にうっすらとパンスターズ彗星の光が写る。
町明かりと霞のかかる甲府盆地からこの彗星を見るのはやはり難しいです。これから輝度を下げてますます見えにくくなるパンスターズ彗星、おそらく甲府盆地から見るのはこれが最後の機会になるのではないかと思います。
21日午後、病院屋上から見る甲斐駒ケ岳。すっきりした青空が広がり、彗星観察には絶好の天候。
午後6時50分、甲斐駒ケ岳の右上を飛ぶ彗星をカメラではきっちりと捉える。
しかし、肉眼では見えない。円く写っているのはグランドのナイターの明かりから出るフレア。
撮影した映像をモニターで見せながら場所を確認しましたが、やはり肉眼で見るのは難しく、それらしい光がなんとなく見えたのは一人だけでした。日没とともに空気が冷えて霞が多くなり、山影は全く見えなくなり、写真も真っ白に。しかし、その霞を通してカメラでは7時5分過ぎまで彗星が写っていました。
7時5分、真っ白な映像の中に、右下にうっすらとパンスターズ彗星の光が写る。
町明かりと霞のかかる甲府盆地からこの彗星を見るのはやはり難しいです。これから輝度を下げてますます見えにくくなるパンスターズ彗星、おそらく甲府盆地から見るのはこれが最後の機会になるのではないかと思います。