この日は長女の引越しのため東京都内で手伝いをしていた。予想では作業を終えるのはお昼を過ぎるであろうと思っていたのだが・・・前日中にかなり荷物の梱包がはかどり、引っ越し業者さんにも恵まれて午前中の11時には引っ越し完了し、管理人さんの部屋点検も終了してしまった。長女は翌日が大学の卒業式で妻が列席するため、本日の宿泊地、東京帝国ホテルまで車で送って行った。そこでの時間は午後1時。これならば・・・十分間に合う、夕暮れの金時山。カーナビをセットして金時神社に向かう。途中で昼食を取りつつも、3時過ぎには金時神社に到着した。平日だけに駐車場は余裕で止めることができた。
3時半に出発。日没は5時半ごろなので2時間も余裕がある。急ぐ必要など何も無かったのだが、道標には山頂まで75分の表示がある。3日前は足柄峠側の急登を30分のところを45分もかかっている。本当にこちら側は75分で到着できるものなのかどうか、真面目に歩いてみることにした。ルートは人気の山だけあってきわめて良く整備されていた。登山道を逸れて金時神社奥の院に立ち寄ったり、斧で割ったような金時宿り石を覗き込んだりしているとどんどん時間が過ぎて行く。(ちっとも真面目な登山では無い!)時間を気にしながら自分としては早いピッチで登ったつもりだったが・・・山頂到着は4時55分。10分オーバーだった。
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3日前は足柄峠から、今回は反対側の金時神社から登る。
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登山道をちょっと右に逸れたところに金時神社奥の院がある。
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金時宿り石。斧で割ったように真っ二つに割れている。
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整備が行き届いた登山道
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山頂直下だけ少し岩場がある。補助ロープがぶら下がっている。
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山頂到着。時間が時間だけに誰もいない静かな山頂。
日没が迫る山頂はもう誰もおらず、静かだ。ただ、金時茶屋の中からはテレビかラジオと思われる音が聞こえてくる。山頂で軽食を取っていると金時茶屋の中から「おそいじゃんかー」という怒鳴り声が聞こえた。金時娘さんだ。80歳という高齢で毎日山を上り下りするのは大変なので小屋に泊ることもあるとは伺っていた。写真を撮りに来たということを伝えると、中で休んで行けとお誘いを受けたのだが、日没と彗星が気になってここはお気持ちだけいただき、そのまま外で撮影を続けさせていただいた。
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山頂の看板と富士山
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山頂にある祠
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富士の裾野に陽が沈んで行く。
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御殿場の町に明かりが灯る。
登り始める前は霞がかかってはいるが雲は巻いていなかった富士山だが、日没前には悪いことに富士山の裏側に雲が出てしまった。そこはちょうど狙っているパンスターズ彗星の通過点にあたる。果たしてこの雲の中、パンスターズ彗星は輝いてくれるのだろうか?撮影条件はかなり悪い。そろそろ彗星が写り出すであろう午後6時25分ごろからズームレンズに変えて富士山頂の左側を狙って撮影する。写っていない。やはりダメか、と思っていたが、6時35分ごろ、雲間から飛び出したパンスターズ彗星を捉えることに成功した。しかし、霞が多くて全く鮮明な画像にはならない。あとは構図を固定して6秒のインターバル撮影に切り替えてひたすら撮り続けた。
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富士山の斜め左上あたりにいるはず。良く見れば・・・
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捉えた、富士を舞うパンスターズ彗星。しかし、小さい。
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富士を舞うパンスターズ彗星 画像をかなり操作してようやくこのくらいの画像。もともとは霞みでかなり白っぽい画像。
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同上、別カット
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富士に沈む直前のパンスターズ彗星。
それにしてもインターバル撮影した画像の後半があまりにも白っぽいので、もしやと思ってレンズを見ると・・・やってしまった。夕暮れで湿度が上がり、レンズ先端が結露していた。見ればカメラ本体も霧吹きをかけたような状態になっていた。ひとまずは撮影に成功した「富士に沈むパンスターズ彗星」 だが、大手を振って人に見せられるような画像には程遠かった。
これからはどんどん輝度が落ちてさらに捉えにくくなるパンスターズ彗星。まだしばらくの間は楽しめるのだが、良い絵にはならないかもしれない。
3時半に出発。日没は5時半ごろなので2時間も余裕がある。急ぐ必要など何も無かったのだが、道標には山頂まで75分の表示がある。3日前は足柄峠側の急登を30分のところを45分もかかっている。本当にこちら側は75分で到着できるものなのかどうか、真面目に歩いてみることにした。ルートは人気の山だけあってきわめて良く整備されていた。登山道を逸れて金時神社奥の院に立ち寄ったり、斧で割ったような金時宿り石を覗き込んだりしているとどんどん時間が過ぎて行く。(ちっとも真面目な登山では無い!)時間を気にしながら自分としては早いピッチで登ったつもりだったが・・・山頂到着は4時55分。10分オーバーだった。
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3日前は足柄峠から、今回は反対側の金時神社から登る。
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登山道をちょっと右に逸れたところに金時神社奥の院がある。
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金時宿り石。斧で割ったように真っ二つに割れている。
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整備が行き届いた登山道
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山頂直下だけ少し岩場がある。補助ロープがぶら下がっている。
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山頂到着。時間が時間だけに誰もいない静かな山頂。
日没が迫る山頂はもう誰もおらず、静かだ。ただ、金時茶屋の中からはテレビかラジオと思われる音が聞こえてくる。山頂で軽食を取っていると金時茶屋の中から「おそいじゃんかー」という怒鳴り声が聞こえた。金時娘さんだ。80歳という高齢で毎日山を上り下りするのは大変なので小屋に泊ることもあるとは伺っていた。写真を撮りに来たということを伝えると、中で休んで行けとお誘いを受けたのだが、日没と彗星が気になってここはお気持ちだけいただき、そのまま外で撮影を続けさせていただいた。
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山頂の看板と富士山
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山頂にある祠
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富士の裾野に陽が沈んで行く。
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御殿場の町に明かりが灯る。
登り始める前は霞がかかってはいるが雲は巻いていなかった富士山だが、日没前には悪いことに富士山の裏側に雲が出てしまった。そこはちょうど狙っているパンスターズ彗星の通過点にあたる。果たしてこの雲の中、パンスターズ彗星は輝いてくれるのだろうか?撮影条件はかなり悪い。そろそろ彗星が写り出すであろう午後6時25分ごろからズームレンズに変えて富士山頂の左側を狙って撮影する。写っていない。やはりダメか、と思っていたが、6時35分ごろ、雲間から飛び出したパンスターズ彗星を捉えることに成功した。しかし、霞が多くて全く鮮明な画像にはならない。あとは構図を固定して6秒のインターバル撮影に切り替えてひたすら撮り続けた。
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富士山の斜め左上あたりにいるはず。良く見れば・・・
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捉えた、富士を舞うパンスターズ彗星。しかし、小さい。
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富士を舞うパンスターズ彗星 画像をかなり操作してようやくこのくらいの画像。もともとは霞みでかなり白っぽい画像。
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同上、別カット
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富士に沈む直前のパンスターズ彗星。
それにしてもインターバル撮影した画像の後半があまりにも白っぽいので、もしやと思ってレンズを見ると・・・やってしまった。夕暮れで湿度が上がり、レンズ先端が結露していた。見ればカメラ本体も霧吹きをかけたような状態になっていた。ひとまずは撮影に成功した「富士に沈むパンスターズ彗星」 だが、大手を振って人に見せられるような画像には程遠かった。
これからはどんどん輝度が落ちてさらに捉えにくくなるパンスターズ彗星。まだしばらくの間は楽しめるのだが、良い絵にはならないかもしれない。