山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

咲き始めたコシノコバイモ

2013年04月02日 | 番外編
 武田神社の桜が満開になる頃にこの花は咲き出します。急に暖かくなった今年は桜の開花が1週間以上も早くなりました。山の上ではどうなのか?まだ咲いていないだろうと思って下見に行ってみたら、もう見頃になっていました。
 (花には失礼かと思いますが、名前は適当に間違っています。皆様でご訂正してお楽しみください。)


    登山口にあるカタクリ。昨年は咲いていましたが、今年はまだ蕾。


    ヨダレネコノメ  食事してすぐに登り始めたので、ヨダレが・・・


    ヘナスミレ  私の登山はヘナチョコ登山・・・


    ヤマエンマグサ  悪徳登山者はエンマ様のおしおきが・・・


    ミヤマエライソウ  甲州弁で「エラい」は「疲れる」という意味。山登りは疲れます。


    咲いてました、コシノコバイモ。


    まだ咲き始めたばかりの新鮮な花ばかり。


    地味ですが可愛らしいコシノコバイモ

 ほとんどの株が昨年とは別の場所に咲いていました。これからまだ出てくるのかもしれません。6~7株確認することができました。
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ちょっと散歩のつもりが・・・ 積翠寺東山  平成25年3月24日

2013年04月02日 | 山梨無名山
 春になるとほぼ恒例となっている武田の杜遊歩道界隈の山。いつも軽い散歩のつもりで出かけているが、まともに遊歩道を歩いたことはほとんど無く、脇道にそれて結局は道が無くなって籔コギ・・・というのがいつものパターンだ。そして今回も同じく、道なき斜面をひたすら登ることに・・・。

 雲が多くて景色を見るには不向きな天候だった。そろそろ山梨の低山には春の野草が咲き始める頃だろう。武田の杜遊歩道沿いにもカタクリが少しだけあるのだが、咲いているのを見たのは一度だけだ。今回は武田神社を起点に大岩園地を目指すことにする。登り口となる竜華池の前を車で通ると、工事中のために登山道が通行禁止になっていた。ならばもうひとつの登り口、円光院の上にある樹木見本林から入山を考え、車は武田神社の少し先にある護国神社へ止めることにした。護国神社の鳥居から見上げると、目指す大岩園地への尾根が真正面に見える。左に見えるのが竜華池からの尾根で、そこには立派な道がある。右から来る樹木見本林の道はやや遠回りになる。護国神社の境内を横切って見本林方向に行こうと思ったのだが、境内の左手に見える笹籔が気になった。これを突っ切れば竜華池からの道に出られるはず。籔に入って見ると当然道は無いがなんとか登れそうだ。本日は最初から籔コギ。

    護国神社の鳥居から見上げる大岩園地手前のピーク


    本日は最初から籔コギ。笹籔に突入。


    予定通り15分ほど笹籔をかき分けて立派な道に出る。


    ほどなく躑躅ヶ崎園地に到着。

 15分ほど竹籔をかき分けて道に出た。これを登ってほどなく展望地の躑躅ヶ崎園地に到着し、一休みする。男性3人組が休憩しており、武田の杜遊歩道から尾根を越えて大蔵経寺山に行くそうだ。距離は長いが道はしっかりしている。私はこの方たちとは反対方向、樹木見本林から大岩園地を目指す。確か樹木見本林の中に広い道があったと記憶していたので見本林の中を上へ上へと目指して道を探すが見つからない。どうやら私の記憶違いだったようだ。止む無く、意味不明なテープが着いている尾根に取り付く。数か所にテープが着いてはいたが、道は無く樹林帯の急斜面を尾根に向かってひたすら登ることになる。上部はかなり傾斜がきつく、木につかまりながら強行突破すると緩やかな斜面となり、広い尾根道に抜け出た。40分ほど時間を費やした。

    円光院の上にある樹木見本林入口から来ると右手に見える柵のところに出る。樹木見本林はここを左に登る。


    道端に黄色い花がたくさん咲いていた。


    階段の着いた広場がある。道がわからず、結局はこの階段の上の道無き尾根に取り付く。


    何やらわからないテープあり。ここから尾根に取り付く。


    何本かテープがあったが、道は無く、途中でテープは消失。急斜面の尾根をひたすら登る。


    40分ほどかかって広い尾根道(防火帯林)に出た。

 この道は以前に歩いたことがあり、茶道峠という愛宕山の北側の道に出る。大きな道が二手に分かれていたはずだが、それはどこにあるのだろうか?道を登って行くとその上に分岐点があった。どうやらもう一方の道は樹木見本林に下りる道では無かったようだ。それではどこに下りるのだろうか?帰りはこの道を下りてみることにする。

    ここで道は二手に分かれる。左が登って来た道、では右はどこに下りるのか?

 尾根に沿って登って行くと、途中で尾根伝いの道と巻き道のような道に分かれているところがある。以前は尾根伝いの道を下りて来た。では、右の巻き道はどこに行くのだろうか?山腹を巻いても行けるのか?そちらの巻き道に進んでみることにする。道はあるが倒木があり、かなり荒れた道だ。進んで行くとヒノキの植林帯に入り、そこには意味不明のテープが張られていた。テープを越えて進むとすぐに道は消失、右には行けそうだが、どんどん下って街に下りてしまいそうな道だ。では左側は・・・森林作業用と思われるテープが見えるが道は無い。さて、どうするか・・・。迷ったら戻るのが定石だろうが、勝手知ったる我が家の裏山、左手の樹林帯を尾根まで登ってみることにした。本日3度目の籔コギ、といっても手入れされたヒノキ植林帯の登りだ。上に行くほど傾斜がきつくなり、強行突破して進むが・・・コンパスで見ると方角がおかしい。大岩園地は西側にあるはずなのに、登っている斜面は北東方向を向いている。尾根に登り着くと、今度はアカマツの樹林帯だ。ここは踏み跡など全く無く、北西に向かって延びている。位置からして、おそらくは善光寺の八人山から延びている尾根だろう。これを上(北西側)に向かって登って行くと・・・今度こそ大岩園地の尾根に出た。

    巻き道(と思われた)を進むと、ヒノキ植林帯の中の意味不明なテープに突き当たる。


    左手の樹林帯斜面を本日3度目の強行突破。


    アカマツの樹林帯に出る。尾根伝いに登って行くと、見覚えのあるまともな道に出た。


    道を進むと展望の開けた広場に出た。確かこの辺に大岩園地と書かれたあずま屋が立っていたはずだが・・・??


    展望地から見る甲府市街。向こうに見える山は櫛形山と南アルプス。

 しかし、おかしい。確か山頂直下の展望地には大岩園地と書かれたあずま屋が立っていたはずだが、それが無い。山を間違えたのか?ひとまず山頂まで行ってみるが、紛れも無くそこは自宅から籔を突っ切って登り着いた山頂だ。大岩園地の近くの山だから大岩山だろうと思っていたのだがそうではなかったようで、山頂の木にくくり付けられた標識には「東山」と書かれていた。それでは、あのあずま屋はどこにあるのだろうか?なにせほとんどまともな道を登って来ない裏山だけに、本来の道がどうなっているのかが良く分かっていない。隣にもう少し高い山が見えるので、道を戻ってそちらまで行ってみることにする。

    山頂到着。ここは何度か登っている。


    大岩園地の上だから大岩山だと思っていたら「東山」と書かれていた。

 来た道を戻って道なりに下って行くと、積翠寺側の武田の杜遊歩道から来る道と合流した。ここは何度か歩いている。右に進んで鹿穴・岩堂峠の方向に進むと、すぐに三差路あり、今度は大岩園地が戻る方向を指している。これはどうなっているのか?戻ってT字路のところの地図を見るが、ますます混乱する。この地図には尾根道が記されておらず、武田の杜遊歩道とメインの山道しか書かれていないのだ。とにかく先まで行ってみることにして進んで行くと、40分ほど歩いて到着したところは大蔵経寺山の分岐点だった。先ほど見えた山は鹿穴だったのだ。ここまで来てようやく理解できた。かつて建っていたあずま屋は老朽化して撤去されていたのだ。先ほどの展望地の広場こそが大岩園地だったのだ。

    戻ってジグザグの道を下りると、積翠寺側にある武田の杜遊歩道から来る道と合流。T字路になっている。


    先に進んで着いたところは大蔵経寺山の分岐点。


    先ほど通過した展望地こそが大岩園地。あずま屋は老朽化して撤去されていた。

 東山から大蔵経寺尾根分岐まで往復し、2時間弱の時間を費やし、東山に戻り着いたのは午後3時20分になってしまった。昼食もそこそこに歩いたので、ここでゆっくり休む。あとは下りるだけだ。東山山頂はあちらこちらにテープが着いていて方向を間違え易く、かつて積翠寺から籔尾根を登って来た時も方向を見失って一番明瞭な岩堂峠方面への道へ進んだことがあった。本日は周辺を余計に歩いたので下山方向を間違えることなく、登って来た道に合流し、分岐点に到着した。右に曲がって広い防火帯林を下る。

    東山から先の道。かなり荒れている。


    分岐点から右に下る。広い道だが傾斜はきつい。下に愛宕山が見える。


    広い尾根道(防火帯林)を下りると今度はやや荒れた登山道。


    さらに下るとみかん畑。みかんの木の枝にテープが着いており、そこは・・・


    躑躅ヶ崎園地を過ぎてすぐのところにあるみかん畑だった。
    
 出たところは躑躅ヶ崎園地の樹木見本林側すぐのところにあるみかん畑だった。みかんの木の枝にテープがついている。道が荒れているように見えるし、看板も着いていないのでこれは分かりにくい。躑躅ヶ崎園地でまたゆっくり休憩して下山口を考える。竜華池はまだ工事の音が聞こえているので使えなそうだ。植物見本林は遠回りだし、竹籔を突っ切るのはもう御免だし・・・竜華池の北側にある若宮八幡神社に下りるマイナーな道があるので、そこを下りることにした。

    下山したところは竜華池の北にある若宮八幡神社。


    大改修工事中の竜華池。埋め立てでもするかのようだ。


    竜華池南側の石碑と桜。この堤を登れば簡単に登山道に入れるのだが・・・通行止めの看板があるので今回は止めた。


    普通の道をテクテクと歩いて桜の小道をくぐって駐車場に到着。

 竜華池の脇を通ると、池は水が抜かれて重機が入り、大規模な改修工事が行われていた。規模からして、改修にはまだしばらく期間がかかりそうだ。竜華池の南側の堤を登れば簡単に登山道に入れるのだが、通行禁止と書かれているので何か事故が起こると大変なので、今回はこの道を避けた。アスファルトの道を護国神社に向かってテクテクと歩き、桜の小道を抜けて駐車場に到着したのは午後5時20分だった。ちょっと散歩のつもりが7時間以上も山にいたことになる。しかし、慣れた地元の裏山だからこそできる道無き山歩きを存分に楽しむことができた。


    
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