山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

オオビランジとビランジ? 日向山  平成26年8月31日

2014年09月02日 | 山梨百名山
 花見隊2日目は日向山散策。オオビランジが咲いているのは知っていたが、雁ヶ原の風化花崗岩砂の中に咲いているのは咲いている環境から見てもビランジなのでは? 茅ヶ岳のザレ場と良く似た環境にある。自分の目で確かめなければ・・・ということで、花見隊メンバーはあまり登りたく無かったようだが行くことにさせてもらった。他にも見たい花がある。


    大きなフシグロセンノウ


    岩肌にオオビランジが咲く。


    イワタバコの葉に混じって岩場から垂れ下がるように咲くこちらの花はオオビランジ。


    オオビランジ


    岩の隙間から生えたこの株は垂れ下がらないで横向き、ないし上を向いて花を付けている。こちらはビランジなのでは??


    キツリフネと沢の流れ


    メタカラコウ

 錦滝から先のルートは、入り口のゲートのところに台風の影響で崩落あり、下山は通行禁止という看板が付けられていた。錦滝のところではまだ雨は降っておらず、予定通り登ることにする。ところが、ちょうど切り立った崖のところを通過し終えたあたりで雨が降り出し、カッパを着ることになる。雁ヶ原に到着した頃には雨はあがっていた。


    林の中に咲いていたシャクジョウソウ。


    雁ヶ原の砂地に咲いていたもの。こちらは垂れ下がって咲くのと同じ葉っぱ、おそらくオオビランジ。


    こちらは垂れ下がらずに斜め横、ないし上を向いて茎を出している。葉の付き方も若干違うように見える。ビランジか?


    こちらもビランジのように見える。

 環境によって同じ花が変わるのか、それとも最初から別の花なのかわからないが、おそらくは別物なのでは?と思っていたが、下山してからネットで調べると花の付け根の部分に毛が生えているのがビランジで毛が生えていないのがオオビランジということを知った。そこまで詳細には見てこなかったし写真もそのつもりで撮影していないので、私の画像では判別不能。しかし、一緒に登ったsanaeさんが画像を調べたところ、全て毛が生えていなかったとのことで、この花はおそらく全てオオビランジであろうということで決着がついた。

 先日茅ヶ岳で計画的に合流した職場の同僚は、本日私たちより2時間半ほど遅れて10時半過ぎに下の竹宇駒ケ岳神社から出発し、標高差1,000m近くを1時間半かからずに登って来た。最近トレーニングを怠っているとは言っていたが、先日の茅ヶ岳以上のピッチ、おそらく来年の富士登山マラソンは5合目までのタイムはクリアできるだろう。一緒に昼食後、また走って下山していった。


    記念撮影。霧のおかげでハゲとシワが雲隠れ?!

 昼食をとって山頂で大休憩し、ハイキングコースを下山。


    タマガワホトトギス


    ヤマジノホトトギス


    こちらは白花のヤマジノホトトギス


    コバノギボウシ


 その他にも見たかった花を見ることができた。


    水のしたたる場所に咲く白い花。


    鳳凰小屋の裏に移植したものは見たことがありますが、自生の花は初めて見ます。


    シラヒゲソウ


    なんとも面白い形をした花です。


 目的のオオビランジとシラヒゲソウを見る事ができて満足な花山行だった。もう少し下調べと勉強をしていれば、ビランジとオオビランジをしっかり見分ける事が出来ただろうが、今回は勉強不足だった。

 
コメント (6)
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