山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ミッション、富士山麓の寅・トラ・とらきちを探せ!  平成26年9月7日

2014年09月08日 | 山梨無名山
 今季2度訪れている寅・トラが自生するとの情報がある富士山麓の森だが、目の良いうーさんが探しても発見できなかった。しかし、ブログで検索してみるとおそらくは同じ森と思われる場所で咲いている寅・トラの画像が掲載されている。しかも満開だ。私とうーさんが歩いたGPSの軌道を見ると、もはや探していない斜面は1ヶ所だけしかなく、ここを探して見つからなければ今季はこれであきらめるつもりで出かける。

 ところが、天候悪く、富士山麓の林道に入ると小雨交じりの深い霧で、視界は10mほどしか利かない。この視界の悪さでは花探しどころではないとあきらめて引き返し、別の花を見るために朝霧高原に移動する。しかし、そちらも雨。道の駅でしばらく休むも、目的地の山は黒い雲におおわれて小雨が続く。今日はイケてない、とあきらめて帰ろうとしたところ、富士山の裾野に青空が見え始めた。どうやらこの雲は中腹で厚くて上の方ではさほど酷い天候ではなさそうだ。もう一度富士山山麓の森に向かうと、目的の場所は小雨が降ってはいるもののところどころ青空が見えていた。これならばなんとかなりそうだ。2時間以上時間をロスしてしまい、入山は12時半になってしまう。


    林道脇に咲いていたフジアザミ


    入ってすぐのところの森は伐採されていて明るい森。


    奥に入って行くと倒木だらけの苔の生した少し薄暗い森になる。

 真直ぐ小高い山の上を目指して登るのではなく、花を探しながら大きく回り込んで側面から頂上に至り、そこから斜面をジグザグに下りながら探す作戦をとった。獣道だと思うが、細い踏み跡のようなものが森の中に続いている。


    今日もこれしか見つからないのか?


    ヒメミヤマウズラ


    撮ってくださいと言わんばかりのところに咲いているが、既に花期は過ぎている。


    あったか~!? と思えばギンリョウソウ。

 頂上で遅い昼食をとり、GPSで以前の軌道跡と本日歩いた軌道を見ながら、まだ歩いていない斜面を右往左往しながらジグザグに下る。しかし・・・なんとしても目的の花は見つからない。もうすぐ林道に至ろうかというところまで降りたところで、山腹を巻いて走る古い林業軌道跡らしきものを発見した。その道に従って歩いて行くと、途中から人の踏み跡らしき道が出来ていた。それに従って登って行くと、もう枯れかけたミヤマウズラ・・・と思って近付けば、それこそ探していた花、寅・トラ・キチ・ランではないか。時間はもう午後4時を回っているが、ようやく1株目に出会うことができた。本日初めて三脚を出して撮影する。あたりを歩いてみれば、大きな株が2株並んでいたが、既に花はしおれかけている。


    ようやくお目当ての花を発見。


    ト・ラ・キ・チ・ラン


    その近くに大きな株が2つ並んでいた。


    残念ながら花期はもう過ぎている。


    苦労しましたが、なんとか出会えました。


 GPS軌道を確認してみると、間に小さなガレ場を挟んで私が歩いたのが向こう側の斜面、ガレ場のこちら側を歩いていればもっと早く発見できたのだろう。時間は4時半を過ぎ、この斜面を頂上まで探しながら登るには時間が足りない。今日は(今年は)これで撤退とする。


    樹海の中で本日拾ったゴミ。昨日か本日捨てたと思われるアメやお菓子の袋も落ちていた。

 
 この森ならば高確率で出会えるだろうと思っていた寅さんだが、以外にも苦労した。ずいぶん森を踏み荒らしてしまい、森に申し訳ないと思う。来年来る時は、できるだけ最短の道で会いに来たいと思う。
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アオフタバランと白・雲・ラン 富士山麓の森  平成26年9月4日

2014年09月08日 | 番外編
 富士山麓の森にハク・ウン・ランが咲くと聞いたので出かけてみた。途中の林道は拡張工事が行われており、工事車両が行き交うために目的地よりかなり手前の林道脇スペースに車を止めて歩くことにした。準備して出発しようとすると、下山してきた人がいた。見れば・・・うーさん!。考えていることは同じなようだ。下山してきたばかりなのに誘ってもう一度登ってもらうことにして、花の在り処を案内してもらった。


    ここはアオフタバランの巣。快適な森らしく、このあたり一角だけたくさん咲いている。


    アオフタバラン


    足の踏み場もないほどたくさん咲く。


    接写

 お目当ての花が咲く場所にうーさんに案内してもらうと、小さな白い花を付けた花が咲いていた。葉っぱも小さく、これでは足元に気を付けても踏んでしまいそうだ。


    小さな花、初めて出会う花。


    ハク・ウン・ラン


    若干見頃を過ぎていたが、新鮮な花も見られた。


    接写


    ミヤマモジズリが一株。まわりにある小さな葉はアオフタバラン。


    花の終わったこちらの花。来年も元気に咲いてください。

 うーさんのおかげであまり森の中を踏み荒らすことも無く目的の花を見ることができた。探せばもっとあるのだろうが、出会えれば十分。この場所は撤退する。

 車に戻って場所を移動する。うーさんは別の場所を予定していたようだが、強引に誘ってもう1ヶ所、富士山麓の森に行ってみることにする。下見はしてあるが、果たして目的の花は見つかるかどうか?


    あるのはこれとキノコばかり。(と言ったらこの花に失礼だが・・・。)


    葉の模様が美しいヒメミヤマウズラ。


    あった~、と思ったらこれは咲き終えたシャクジョウソウ。


    倒木の森をさまようが、探し物は見つからない。


 夕方から仕事がある私は職場に5時までには戻らなければならず、うーさんにGPSを渡して先に撤退する。あっちの斜面、こっちの森とその後探し歩いたようだが、発見することはできなかった。後日再挑戦することにする。


 豊かな植生を持つ富士山麓の森は他にもまだ見ていない花たちがたくさん眠っている。しかし、林道が拡張され、又聞きではあるが公園ができるとの話も聞いた。だとすれば、いずれはこの奇跡の森も人に知れ渡ることとなり、植生が大きく変わってしまうこともあり得る。果たして、この花たちや森を守るために自分に何が出来るのか? 何も出来ないかもしれないが、ひとまずは山岳レインジャー隊に報告し、県庁緑自然課に保護をお願いするように働きかけてみたいと思う。

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