低気圧が発達しながら北東に去り冬型の気圧配置となったこの日の朝は割れるダイヤモンド富士を撮影するには絶好の青空となった。朝5時に起床して朝霧高原に向かう。国道139号線沿いから少し離れて毛無山の裾野、ふもとっぱらあたりから割れるダイヤモンド富士が狙える今週いっぱいは富士山からの距離が遠くなるために撮影がし易くなり、うまくすれば3つ以上に割れるかもしれない。既に2つに割ることは三脚2台を使えば高確率で可能なレベルに達しており、この日も確実に撮れると信じて出かけたがその結果は・・・???
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なんでこんな場所から太陽が現れるのか??
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全く論外!
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ボーグ300㎜は30mほど離れて完全にティアラ狙い。しかし、だいぶ左側が光っている。
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全くダメ。しかし左のデコボコのところでも少しは光芒が出るらしい。
どうみても1日分くらい軌道が狂っている。GPSに登録してある撮影場所は基本的に3ヶ所は入れてあるので、撮影地を間違えることはまず無いはず。あるとすればカシミール3Dの何らかのトラブルが考えられる。戻ってからカシミール3Dで再計算してみると驚きの事実がわかった。今年はうるう年で2月は29日まであるのだが、なんと、カシミール3Dにのカレンダーには2月29日が無い!そして3月1日の軌道で座標を計算すると、その日の座標は2月29日のものが表示されているということがわかった。こんなことがあるとは全く知らず、この日の出動は失敗に終わった。
ということで、こちらは撮影に成功した2月28日の画像である。おそらく三脚2本で2つに割れるダイヤを狙うならば確率9割以上で撮影可能と思われる。しかし多数に割れるティアラとなると話は変わって来る。1年ほど前からティアラを追っているという方に偶然お会いしたが、山上に出る空気のよどみ(雪煙?)が強いと下向きには光芒が出るが上向きには出ないそうで、かつ、富士山に近付きすぎると撮影しにくいらしく、ふもとっぱらから東海自然歩道の一帯辺りが撮影には適していると伺った。
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Canon200mmレンズ。右から光が出現。
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2秒後左からも出現。
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さらに2秒後
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さらに2秒後
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さらに3秒後
もう少し左寄りのポジションがベストだったが、この位置で約7秒間にわたって割れるダイヤの撮影が可能であった。さらにもう1台のカメラ画像。
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ボーグ300㎜レンズ。
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7時16分37秒
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7時16分38秒
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7時16分39秒
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7時16分40秒
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7時16分41秒
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7時16分45秒
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この日の空は若干霞んでいた。
こちらの場所のほうが良かったが割れるのは約5秒間である。気に入らないのはボーグレンズの光の出方である。解像度は十分であるが光の出方がダイヤモンドのようなキラリという光では無くだらりとした多数に線を引くような出方をする。これは絞り込んでも変わらないようだ。帰り際に写ば写ばの栗林先生のところに立ち寄り相談したところ、貴重なアドバイスをいただいた。この光芒の出方はレンズの絞りの形に大きく依存しているそうで、角ばった絞りの角で反射が起こって光芒が発生するのだそうだ。確かにボーグ天体望遠レンズの絞りは24枚羽根でほぼ円形に絞るように設計されている。景色や星を撮るにはこれが適しているのだがダイヤモンドを撮るにはこれではダメなようだ。そこで早速絞りを改造して黒い紙を六角形に切り抜いて貼り付けてみた。これで本当に六角形の光芒が出るのかどうか?近日朝霧高原を再訪する予定。
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なんでこんな場所から太陽が現れるのか??
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全く論外!
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ボーグ300㎜は30mほど離れて完全にティアラ狙い。しかし、だいぶ左側が光っている。
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全くダメ。しかし左のデコボコのところでも少しは光芒が出るらしい。
どうみても1日分くらい軌道が狂っている。GPSに登録してある撮影場所は基本的に3ヶ所は入れてあるので、撮影地を間違えることはまず無いはず。あるとすればカシミール3Dの何らかのトラブルが考えられる。戻ってからカシミール3Dで再計算してみると驚きの事実がわかった。今年はうるう年で2月は29日まであるのだが、なんと、カシミール3Dにのカレンダーには2月29日が無い!そして3月1日の軌道で座標を計算すると、その日の座標は2月29日のものが表示されているということがわかった。こんなことがあるとは全く知らず、この日の出動は失敗に終わった。
ということで、こちらは撮影に成功した2月28日の画像である。おそらく三脚2本で2つに割れるダイヤを狙うならば確率9割以上で撮影可能と思われる。しかし多数に割れるティアラとなると話は変わって来る。1年ほど前からティアラを追っているという方に偶然お会いしたが、山上に出る空気のよどみ(雪煙?)が強いと下向きには光芒が出るが上向きには出ないそうで、かつ、富士山に近付きすぎると撮影しにくいらしく、ふもとっぱらから東海自然歩道の一帯辺りが撮影には適していると伺った。
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Canon200mmレンズ。右から光が出現。
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2秒後左からも出現。
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さらに2秒後
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さらに2秒後
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さらに3秒後
もう少し左寄りのポジションがベストだったが、この位置で約7秒間にわたって割れるダイヤの撮影が可能であった。さらにもう1台のカメラ画像。
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ボーグ300㎜レンズ。
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7時16分37秒
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7時16分38秒
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7時16分39秒
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7時16分40秒
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7時16分41秒
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7時16分45秒
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この日の空は若干霞んでいた。
こちらの場所のほうが良かったが割れるのは約5秒間である。気に入らないのはボーグレンズの光の出方である。解像度は十分であるが光の出方がダイヤモンドのようなキラリという光では無くだらりとした多数に線を引くような出方をする。これは絞り込んでも変わらないようだ。帰り際に写ば写ばの栗林先生のところに立ち寄り相談したところ、貴重なアドバイスをいただいた。この光芒の出方はレンズの絞りの形に大きく依存しているそうで、角ばった絞りの角で反射が起こって光芒が発生するのだそうだ。確かにボーグ天体望遠レンズの絞りは24枚羽根でほぼ円形に絞るように設計されている。景色や星を撮るにはこれが適しているのだがダイヤモンドを撮るにはこれではダメなようだ。そこで早速絞りを改造して黒い紙を六角形に切り抜いて貼り付けてみた。これで本当に六角形の光芒が出るのかどうか?近日朝霧高原を再訪する予定。