石割山から下山し、二十曲峠に到着したのが深夜の12時だったが、その頃には富士山山頂あたりに雲が広がり始めていた。このまま自宅に帰って寝るのも良いが折角の真夏の夜の星空だし、徹夜しても明日は出勤の必要が無いので問題無し。山上から見下ろす限りでは山中湖は霧におおわれて富士山は見えないはずだが、上に登ればおそらくは見えるだろう。まずはパノラマ台に行ってみることにする。
予想通り、山中湖は雲に覆われて空は全く見えず、霞も多い。さらにパノラマ台あたりまで行くと霧がかかっていて視界が悪い。パノラマ台の駐車場に入ると車はほぼ満車で、なんとか止められそうなスペースはあるがなんとなく気が引けて三国峠まで行くことにする。予想通り三国峠の手前で霧を抜けて星空が見えるようになってきた。これならば星空と富士山が見られそうだ・・・ということで、テントを担いで鉄砲木の頭を目指して登る。三国峠からだと20分ほどで山頂に到着でき、もはや登山というレベルでは無い。
ところが・・・鉄砲木の頭に到着する直前から一気に霧が出始めて、山頂に到着した頃にはすっかり霧に囲まれてしまった。途中で見えていた月もすっかり見えなくなってしまう。半分はあきらめたが、折角なのでテント設営して待つことにした。すると・・・!
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未明1時45分の鉄砲木の頭。霧に巻かれて何も見えない。左上のなんとなく明るいのは昇って来た月。
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2時15分、霧が切れて富士山と山中湖の明かりが見え始めた。
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同上
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3時、空の雲がだいぶ晴れて視界が良くなる。こうなると寝ている暇は無い。
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星がだいぶ見えるようになってきた。今頃は山中湖の上に右上がりに天の川が出ている頃だが、そこまでは見えない。
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山頂に昇って来た月とオリオン座
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さらに月と冬の大三角形
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なんとなくうっすらと右上に天の川が写っている。夏の大三角形がこの中に写っているはずだが、霞の中に入り込んで見えない。
4時を過ぎた頃、空が白々としてきた。写真を撮ってモニターで見ると、空の色が青く映る。薄明の始まりだ。あと1時間もしないうちに朝日が昇って来る。富士山の山頂を目指す登山者たちの光跡、また既に山頂に到着している登山者の
明かりが点々と見える。
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薄明の夏富士
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光跡
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霧湧く山中湖と薄明の夏富士
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もうすぐ夜明け。雲がうっすらと赤く染まる。
日の出は5時少し過ぎだが、夜明けが近付くにつれて富士山に雲がかかり始めてしまった。日の出少し前に若者が一人大きな三脚を担いで登って来た。富士山大賞というメジャーな写真コンテストで銀賞を受賞している人で、この界隈を含めて撮影場所のことや機材やレンズのことなどたいへん詳しく、勉強になった。しかし、彼が登って来た頃にはもう富士山は雲隠れしてしまい、まともなカットは1カットも撮れなかっただろう。期待していた赤富士は残念ながら不発に終わってしまう。
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もうすぐ日の出だが、雲が増えてきた。日の出の頃にはすっかり雲の中で、その後富士山は姿を現さなかった。
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テント撤収し、下山する頃にはすっかり霧の中。
6時で撮影はあきらめたが、折角設営したテントなのに全く使わずに夜を明かしてしまった。少し寝ようと思ってテントに入ってシュラフカバーに潜り込んで横になったが、全く寝付くことが出来ず、30分ほど横になってあきらめ、テント撤収して下山した。眠気と闘いながら車を運転して自宅に戻り、風呂に入ってから夜の6時まで寝た。
予想通り、山中湖は雲に覆われて空は全く見えず、霞も多い。さらにパノラマ台あたりまで行くと霧がかかっていて視界が悪い。パノラマ台の駐車場に入ると車はほぼ満車で、なんとか止められそうなスペースはあるがなんとなく気が引けて三国峠まで行くことにする。予想通り三国峠の手前で霧を抜けて星空が見えるようになってきた。これならば星空と富士山が見られそうだ・・・ということで、テントを担いで鉄砲木の頭を目指して登る。三国峠からだと20分ほどで山頂に到着でき、もはや登山というレベルでは無い。
ところが・・・鉄砲木の頭に到着する直前から一気に霧が出始めて、山頂に到着した頃にはすっかり霧に囲まれてしまった。途中で見えていた月もすっかり見えなくなってしまう。半分はあきらめたが、折角なのでテント設営して待つことにした。すると・・・!
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未明1時45分の鉄砲木の頭。霧に巻かれて何も見えない。左上のなんとなく明るいのは昇って来た月。
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2時15分、霧が切れて富士山と山中湖の明かりが見え始めた。
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同上
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3時、空の雲がだいぶ晴れて視界が良くなる。こうなると寝ている暇は無い。
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星がだいぶ見えるようになってきた。今頃は山中湖の上に右上がりに天の川が出ている頃だが、そこまでは見えない。
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山頂に昇って来た月とオリオン座
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さらに月と冬の大三角形
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なんとなくうっすらと右上に天の川が写っている。夏の大三角形がこの中に写っているはずだが、霞の中に入り込んで見えない。
4時を過ぎた頃、空が白々としてきた。写真を撮ってモニターで見ると、空の色が青く映る。薄明の始まりだ。あと1時間もしないうちに朝日が昇って来る。富士山の山頂を目指す登山者たちの光跡、また既に山頂に到着している登山者の
明かりが点々と見える。
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薄明の夏富士
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光跡
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霧湧く山中湖と薄明の夏富士
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もうすぐ夜明け。雲がうっすらと赤く染まる。
日の出は5時少し過ぎだが、夜明けが近付くにつれて富士山に雲がかかり始めてしまった。日の出少し前に若者が一人大きな三脚を担いで登って来た。富士山大賞というメジャーな写真コンテストで銀賞を受賞している人で、この界隈を含めて撮影場所のことや機材やレンズのことなどたいへん詳しく、勉強になった。しかし、彼が登って来た頃にはもう富士山は雲隠れしてしまい、まともなカットは1カットも撮れなかっただろう。期待していた赤富士は残念ながら不発に終わってしまう。
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もうすぐ日の出だが、雲が増えてきた。日の出の頃にはすっかり雲の中で、その後富士山は姿を現さなかった。
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テント撤収し、下山する頃にはすっかり霧の中。
6時で撮影はあきらめたが、折角設営したテントなのに全く使わずに夜を明かしてしまった。少し寝ようと思ってテントに入ってシュラフカバーに潜り込んで横になったが、全く寝付くことが出来ず、30分ほど横になってあきらめ、テント撤収して下山した。眠気と闘いながら車を運転して自宅に戻り、風呂に入ってから夜の6時まで寝た。