山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲斐駒ケ岳に沈む細月 帯那山  平成29年3月29日

2017年03月29日 | 番外編
 3月初旬に狙った月齢1の細月は雲に阻まれて撮影に失敗した。そして今回、再び撮影の機会がやって来た。帯那山の山頂あたりで良さそうだが、確か山頂は甲斐駒ケ岳が見えなかったように記憶している。林道の途中でスミレが咲いていないかどうか立ち寄ってみたが、まだ雪が残っており葉も出ていない。まだ2週間くらい先になりそうだ。帯那山の入り口に6時前に到着し、山頂に行ってみるがやはり甲斐駒ケ岳は樹林に阻まれて見えにくい。


    帯那山山頂。病気で咲かなくなった桜の木が切り払われていた。


    霞んでしまっているが、うっすらと富士山が見える。

 もう日が暮れて薄暗くなってきた。林道に下りて先に進んで眺望の得られる場所まで移動する。おそらくこの位置だと月が若干左に寄ってしまうだろうが止む無し。すっかり日が暮れて月齢1の月が姿を現している。


    南アルプスと月齢1の細月


    甲斐駒ケ岳に迫る細月


    だいぶ近付いて来た。


    ようやく300㎜望遠レンズの視野に入って来た。


    甲斐駒ケ岳と地球照の月


    甲斐駒ケ岳に沈んで行く月齢1の細月


    同上(200㎜)


    接触してから月が隠れるまではあっという間。月のど真中を甲斐駒ケ岳の山頂が貫く姿を捉えたかったが、良いポジションは無かった。

 若干位置がずれたことがちょっと残念だったが、月齢1の細月をこれだけ見られれば上出来だろう。もうひとつ、失敗だったのは300㎜レンズのほうをシャッタースピード4~6秒で切ったことだ。カメラのモニター上では綺麗に撮れているように見えたが、パソコンに取り込んで見直してみると月が流れてしまっている。ノイズが出たとしても、Iso感度を上げてシャッタースピード2秒以内で切るべきだったと反省している。富士山と月も良いのだが、形の良い円錐形を描く甲斐駒ケ岳と月も絵になると思う。
コメント (4)
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ほころび始めたゲンジスミレ  平成29年3月29日

2017年03月29日 | 花・花・花
 武田神社の桜がいよいよほころび始めた。忙しいシーズンの到来である。気の早いスミレはもう咲いている頃だろう。昨年の記録を見てみると3月初旬にはもう咲いていたようであるが、今年は2週間ほど遅いように思う。いや、昨年が早すぎたのであろう。明野の奥に人知れずひっそりと咲くゲンジスミレを訪れてみた。


    居ました。まだ咲き始めたばかり。


    開き切っていないものがほとんど。


    全開の花もちらほら。


    こちらは周辺に葉がたくさん出ているが、花はまだこれから。


    ニオイタチツボスミレが少しだけ咲いていた。

 咲き始めていたのは日当たりの良い斜面の株だけで、ほとんどはまだ葉も出ていない。アカネスミレもイブキスミレもまだ葉すら見当たらない。見ごろは2週間ほど先になりそうだ。ついでにアズマイチゲが咲く場所も訪れたが、そちらもまだ一輪も咲いていなかった。今年は昨年よりもだいぶ遅いように思う。
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