台風去りし後の山中湖の夕暮れダイヤモンド富士の他に、この日の山中湖湖畔ではもうひとつ狙っていたものがあった。富士山頂に沈む月齢3の三日月である。日没後1時間が過ぎて山頂に沈む月なので地球照の月の撮影時間は過ぎてしまっているが、それでも静かに輝く月が富士山頂に沈んで行くはずである。山中湖長池に移動するが撮影場所の近傍には駐車場が無く機材をザックに詰め込んで20分ほど歩いて現地に到着する。既に先客が2~3人ほど、そのうちの一人は1200㎜望遠という、とんでもない天体望遠レンズを搭載して撮影に備えていた。

うっすらと夕焼けに染まった山中湖の夕暮れ。風も少し収まってきた。

富士山に迫る地球照の三日月

すっかり暗くなり富士山に露出を合わせるともう地球照の月では無くなってしまう。

超広角レンズに変える。揺れる湖面に延びる湖畔の明かりが美しい。月齢3くらいの月だと空の星も写ってくれる。

富士山頂に沈む三日月。うっすらと天の川が立ち昇る。
隣の1200㎜天体望遠レンズを搭載した若者は何を狙っているのだろうか?通常の月だけならばこんな望遠レンズは不要のはずだ。話を伺ってみると、山頂にある鳥居と月を絡めて狙っているそうだ。モニターを見せてもらうと確かに鳥居と建物が見えている。ならばこちらも・・・予定では300㎜レンズで富士山山頂部分と月を狙うはずだったが2倍エクステンダーを装着して600㎜で狙うことにした。ただし、この撮影にはかなり問題があって、暗いところでの撮影だと現在の三脚では固定が悪くブレてしまうことだ。三脚を低くして構え、Iso感度を1600まで上げてシャッタースピードを1秒以内に調整するが、これでどの程度の画像が得られるのか?

予定していたのは300㎜望遠で山頂全体を入れての撮影だったが・・・

エクステンダー装着し600㎜に変更。小さく山頂の鳥居が見える。

トリーミング画像。

600㎜で撮影する月の大きさはこれくらい。少しブレていてシャキッとは写ってくれない。

いよいよ富士山頂に月がかかり始めた。

月の明るい部分の中に鳥居が居るはずだが・・・残念。明るさに負けて飛んでしまっている。

トリーミング画像。地球照の中にはうっすらと鳥居の形が見える。

地球照の月と富士山頂の鳥居

なんとか見えるが、とてもではないが富士山山頂の鳥居には見えない。
地球照の月の中になんとか鳥居らしきものが見えるが、とてもではないが富士山の鳥居と言えるほどの鮮明な画像は得られず、今回のチャレンジは失敗と言える。おそらく、もう少し明るい時間の地球照の月でなければ、現在の装備ではこの撮影は困難であろうと思われる。

月が沈んだ後の山中湖と富士山

うっすらと富士山に立ち上がる天の川
空にはうっすらと霞が出始めてしまった。澄んだ空だと思っていたのだが思ったほど天の川は輝かなかった。
もう1ヶ所、今シーズン撮っておきたい画像があったので朝霧高原に移動する。しかし、道の駅朝霧に到着した頃には富士山の上の空は雲におおわれて星は見えなくなってしまった。狙っていた星の撮影は困難、撤退する。期待した台風一過の星空だったが、深夜までは持ってくれなかった。

うっすらと夕焼けに染まった山中湖の夕暮れ。風も少し収まってきた。

富士山に迫る地球照の三日月

すっかり暗くなり富士山に露出を合わせるともう地球照の月では無くなってしまう。

超広角レンズに変える。揺れる湖面に延びる湖畔の明かりが美しい。月齢3くらいの月だと空の星も写ってくれる。

富士山頂に沈む三日月。うっすらと天の川が立ち昇る。
隣の1200㎜天体望遠レンズを搭載した若者は何を狙っているのだろうか?通常の月だけならばこんな望遠レンズは不要のはずだ。話を伺ってみると、山頂にある鳥居と月を絡めて狙っているそうだ。モニターを見せてもらうと確かに鳥居と建物が見えている。ならばこちらも・・・予定では300㎜レンズで富士山山頂部分と月を狙うはずだったが2倍エクステンダーを装着して600㎜で狙うことにした。ただし、この撮影にはかなり問題があって、暗いところでの撮影だと現在の三脚では固定が悪くブレてしまうことだ。三脚を低くして構え、Iso感度を1600まで上げてシャッタースピードを1秒以内に調整するが、これでどの程度の画像が得られるのか?

予定していたのは300㎜望遠で山頂全体を入れての撮影だったが・・・

エクステンダー装着し600㎜に変更。小さく山頂の鳥居が見える。

トリーミング画像。

600㎜で撮影する月の大きさはこれくらい。少しブレていてシャキッとは写ってくれない。

いよいよ富士山頂に月がかかり始めた。

月の明るい部分の中に鳥居が居るはずだが・・・残念。明るさに負けて飛んでしまっている。

トリーミング画像。地球照の中にはうっすらと鳥居の形が見える。

地球照の月と富士山頂の鳥居

なんとか見えるが、とてもではないが富士山山頂の鳥居には見えない。
地球照の月の中になんとか鳥居らしきものが見えるが、とてもではないが富士山の鳥居と言えるほどの鮮明な画像は得られず、今回のチャレンジは失敗と言える。おそらく、もう少し明るい時間の地球照の月でなければ、現在の装備ではこの撮影は困難であろうと思われる。

月が沈んだ後の山中湖と富士山

うっすらと富士山に立ち上がる天の川
空にはうっすらと霞が出始めてしまった。澄んだ空だと思っていたのだが思ったほど天の川は輝かなかった。
もう1ヶ所、今シーズン撮っておきたい画像があったので朝霧高原に移動する。しかし、道の駅朝霧に到着した頃には富士山の上の空は雲におおわれて星は見えなくなってしまった。狙っていた星の撮影は困難、撤退する。期待した台風一過の星空だったが、深夜までは持ってくれなかった。