前日クタクタになってたどり着いた七丈小屋は知り合いの山岳会のメンバーが泊まっていたこともあって8時の消灯時間近くまで山や花談義が尽きなかった。そのグループはアイゼンにピッケル持ちの冬山装備で来ているのでもちろん甲斐駒ケ岳山頂まで行くであろうが、私はチェーンスパイクしか持って来ていないので良くて8合御耒迎場までである。狙っていたのは夜明けの甲府盆地の上に昇って来る金星と細月であるが8合目までのルートに結構な雪が残っているそうでルート自体がはっきりしていないらしい。そこを暗いうちにチェーンスパイクだけで登って行くのは困難であろう。一応は登ることも考えつつ8時に寝る。
明朝目が覚めたのは未明3時だった。外に出てみると頭上に少しだけ星が見えるが空はほとんど雲に覆われていて甲府盆地の明かりも少ししか見えない。これは月と星を撮影するのは困難なのであきらめて2度寝入りする。目が覚めたのは5時でもう明るくなっていた。弁当になっている小屋の朝食をいただき、6時に小屋を出る。
七丈第2小屋のデッキから見る鳳凰山。
鳳凰山と富士山。空には雲がかかったが富士山はなんとか見えてくれた。
霞に浮かんだ八ヶ岳
6合目付近から見る鳳凰山と富士山
富士山
どんよりとした空だったがなんとか周辺の山々と富士山は姿を見せてくれた。しかしそれも朝のうちだけで、9時ごろにはガスが湧き上り景色は見えなくなってしまった。
花を探しながら歩いていると、途中の見えにくい岩場の影にもクモイコザクラが咲いているのが目に付いた。急斜面を下りて見に行ってみると岩肌にクモイコザクラがたくさん咲いていた。
クモイコザクラ咲く岩壁
この場所にもそれなりの個体数があった。日当たりが良い場所なのでほぼ満開である。
クモイコザクラ
針葉樹林の苔生した林床にはそろそろ咲き終わりのバイカオウレンがあちらこちらで咲き残っていた。まだ盛期に訪れたことが無いオサバグサの葉もそれなりの数があった。花を探して写真を撮りながら、存分に黒戸尾根を楽しみながら下山する。
バイカオウレン。ほとんど花は終わっていた。
タケシマラン
ウスギオウレン再写。今度はマクロレンズを使って少し芸術的に。
ウスギオウレン
少し痛み出していた。
刃渡りのミツバツツジは8分咲き。
岩場に咲くコイワカガミ
まだ咲き始めたばかり。
アスヒカズラ(ヒカゲノカズラ科) 山梨県絶滅危惧Ⅱ類のシダ。
驚いたのがこれ。ピンク色のコミヤマカタバミ。
山梨県ではこの色の花は見られないと思っていた。
ベニバナコミヤマカタバミ。初めての出合い。
岩陰や樹林の中などあちらこちらを散策しながら竹宇駒ケ岳神社の駐車場に到着したのは午後1時半だった。登りも下りも一緒になった神奈川県から来られたカップルと駐車場の売店でソフトクリームとコーヒーを味わいながら山談義して今回の山行は終了となった。毎度大変な黒戸尾根だが、それに見合うだけの景色や植物との出会いがある。もし元気があるならば、オサバグサが咲く頃に訪問してみたい。
明朝目が覚めたのは未明3時だった。外に出てみると頭上に少しだけ星が見えるが空はほとんど雲に覆われていて甲府盆地の明かりも少ししか見えない。これは月と星を撮影するのは困難なのであきらめて2度寝入りする。目が覚めたのは5時でもう明るくなっていた。弁当になっている小屋の朝食をいただき、6時に小屋を出る。
七丈第2小屋のデッキから見る鳳凰山。
鳳凰山と富士山。空には雲がかかったが富士山はなんとか見えてくれた。
霞に浮かんだ八ヶ岳
6合目付近から見る鳳凰山と富士山
富士山
どんよりとした空だったがなんとか周辺の山々と富士山は姿を見せてくれた。しかしそれも朝のうちだけで、9時ごろにはガスが湧き上り景色は見えなくなってしまった。
花を探しながら歩いていると、途中の見えにくい岩場の影にもクモイコザクラが咲いているのが目に付いた。急斜面を下りて見に行ってみると岩肌にクモイコザクラがたくさん咲いていた。
クモイコザクラ咲く岩壁
この場所にもそれなりの個体数があった。日当たりが良い場所なのでほぼ満開である。
クモイコザクラ
針葉樹林の苔生した林床にはそろそろ咲き終わりのバイカオウレンがあちらこちらで咲き残っていた。まだ盛期に訪れたことが無いオサバグサの葉もそれなりの数があった。花を探して写真を撮りながら、存分に黒戸尾根を楽しみながら下山する。
バイカオウレン。ほとんど花は終わっていた。
タケシマラン
ウスギオウレン再写。今度はマクロレンズを使って少し芸術的に。
ウスギオウレン
少し痛み出していた。
刃渡りのミツバツツジは8分咲き。
岩場に咲くコイワカガミ
まだ咲き始めたばかり。
アスヒカズラ(ヒカゲノカズラ科) 山梨県絶滅危惧Ⅱ類のシダ。
驚いたのがこれ。ピンク色のコミヤマカタバミ。
山梨県ではこの色の花は見られないと思っていた。
ベニバナコミヤマカタバミ。初めての出合い。
岩陰や樹林の中などあちらこちらを散策しながら竹宇駒ケ岳神社の駐車場に到着したのは午後1時半だった。登りも下りも一緒になった神奈川県から来られたカップルと駐車場の売店でソフトクリームとコーヒーを味わいながら山談義して今回の山行は終了となった。毎度大変な黒戸尾根だが、それに見合うだけの景色や植物との出会いがある。もし元気があるならば、オサバグサが咲く頃に訪問してみたい。