山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

湖周辺を巡る遊歩道を散策  令和1年6月8日

2019年06月10日 | 里に咲く花
 某湖周辺を巡る樹海の中の遊歩道にヒトツボクロが咲くらしい。そのほかにもまだ見たことが無い花があるらしいのだが見つかるかどうか?普通に歩けるルートらしいが初めて訪れる場所なので念のためGPSを持って散策に出かける。


    最初は入り口を間違えたが、ルートに入ってしまえば立派な道があった。


    シダの生い茂る森


    コケシノブの森


    ミヤマウズラの葉


    クモキリソウ属の葉が群生


    おそらくクモキリソウと思うがまだ花穂が出ていない。


    湖のほとり


    湖畔に咲いていたタツナミソウ。まだ咲き始めたばかり。


    またまた見たことの無いキケマンの仲間。


    これは普通のキケマンか?いつも山でキケマンだと思ってみているのはもっと葉が細くミヤマキケマンなのだと思う。


    自生のヒノキ原生林。樹海の森らしい景色が広がる。


    目的の花のひとつ、ヒトツボクロ。


    そこそこに個体数はある。


    しかしまだ蕾で、開花した花は無かった。

 聞いていた通りにヒトツボクロはそこそこの個体数があり出会うことが出来たが、まだ蕾で開花はあと1~2週間先になりそうである。探していたもうひとつの黒っぽい葉緑素を持たない花は見当たらず、こちらもまだ早かったかも知れない。しかし、見たことが無い花で咲いている環境も知らないので探し出せないのではないかとも思っている。時間が許せば、ヒトツボクロが開花した頃に見つからなかった花も含めて再探索してみたい。




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ベニカヤランたる名前の由縁 富士北麓  令和1年6月8日

2019年06月10日 | 山に咲く花
 昨年6月に別の花を散策に富士北麓の森を訪れた際に、ベニカヤランを覗き込んでみたところ本当に紅色の花が咲いていた。4月初旬から中旬ごろに咲き出すこの花は最初は黄色か黄緑か花弁に赤紫色の筋が入るかなど、紅色とは言えない花を咲かせるのだが、その後も花弁が残り続けて枯れかけた頃に紅色に変化するらしい。おそらくそろそろ紅色の花が見られるはずである。天候は良かったが訪問時間がお昼ごろになり逆光になるため撮影条件は悪い。かつ、風が吹いていておそらく木が揺れるであろう。今回はフルサイズミラーレスカメラのEosRP に570㎜望遠レンズ、さらに2倍エクステンダーを装着して撮影に挑む。現在所有している望遠レンズ系の撮影では最も高画質の撮影が可能な組み合わせである。


    フルサイズカメラに200㎜望遠レンズを装着してもこの程度しか追えない。何かが着生しているのが判別できる程度である。


    570㎜望遠。べにカヤランであることはわかる。


    さらに1140㎜。葉のウズラ模様が見える。


    花の色はオレンジ色、ないしは紅色。この枯れかけて変色した花の色こそがベニカヤランの名前の由来である。


    下側から見る。


    トリーミング画像。まさにベニカヤラン。


    側面から。


    トリーミング


    綿のような種を飛ばしている株もある。


    トリーミング


    1ヶ月以上も花を咲かせているベニカヤラン。なかなか楽しませてくれる花である。


    こちらの花は剥げ落ちそうな苔の上でなんとか生育している。まだ花穂は確認できない。

 風が止んで木の揺れが止まるのを待ちつつ、再三シャッターを切ってようやくこの程度の画像である。EosRP はシャッター音が小さくシャッターを切ることによるブレはきわめて小さい。遠距離の花を超望遠レンズで撮影する時の最大の敵は風による木の揺れだろう。咲き始めの新鮮な花も良いが、枯れかかって色変わりしたこの花もなかなか美しい。
    
コメント (2)
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