シダ植物を探すきっかけとなったのが昨年秋の北岳の山行である。私の登る1週間前に山岳レインジャー調査を含めて北岳を訪れたメンバーからキタダケデンダが見つかったという情報が入って来た。私の目的はヒメセンブリとサンプクリンドウだったがいただいた情報からシダ植物の探索も行ってきた。そしてこれこそは、と思って撮影してきたシダは下山してから調べてみるとタカネシダというシダだった。それでも山梨県絶滅危惧ⅠB類の稀少なシダである。情報をいただいたメンバーの画像を見てみてもキタダケデンダでは無くタカネシダ、ないしはアオチャセンシダのようであった。では本物はどこにあるのか?10月に再訪した際にようやく本物に出会えたのだが、既に時期が遅く枯れ始めていた。そして今年の8月、綺麗なキタダケデンダを含めた高山性シダを撮影する目的で登ったのだが、カメラの電池切れでスマホでの撮影画像しか撮れず悔しい思いをした。折角良い状態のシダがあったのに大失敗である。9月再訪を予定したが天候が思わしく無く行かず、そのままになっている。そして、過去3回訪れた際に撮影してきたスマホ画像を含めた画像を良く見直してみると、意外なものを撮影してきていたり写り込んでいたりすることが分かってきた。

令和1年8月に撮影してきた北岳山頂近くで見つけたシダ。撮影時はトガクシデンダと思って撮っていたが葉が細くてナヨシダのほうらしい。

その近くにあったものだが、こちらはカメラの電池切れでスマホで撮ったもの。葉の形が幅広く、これはトガクシデンダと思われる。

悔しいのがこの画像。折角の良い状態のキタダケデンダだったのに、電池切れのためスマホでしか撮れず。

ソーラス。ズームをかけると画像が荒くなってしまう。

同じくスマホで撮影したアオチャセンシダ。

同じくアオチャセンシダだが、この画像の真ん中いちばん上に何やら怪しいシダが写り込んでいた。

トリーミング画像。この葉の形、トガクシデンダの可能性もあるのだが、イチョウシダにそっくりである。

さらにこれは平成30年9月に撮影したタカネシダだが、一緒に写り込んでいるイチョウの葉のようなシダ。

トリーミング画像。トガクシデンダの可能性もあるのだが形からはイチョウシダの可能性が高いと思っている。イチョウシダは石灰岩地を好む絶滅危惧ⅠA類のシダである。

同じ日にこんなシダも何気無く撮っていた。

この時は知識が全く無くとりあえず撮って来たのだが・・・調べてみるとイワウサギシダだった。これも石灰岩地を好む絶滅危惧ⅠA類のシダである。思えば周辺の岩が白い。

裏側のソーラスを見ても間違い無さそうである。

さらに平成30年10月に訪問した際にとりあえず撮って来たもの。撮影した時はこれがシダか苔かどうか分からなかったが、どうやらコスギランらしい。絶滅危惧ⅠB類である。
まだシダ植物の知識がほとんど無い時に訪問して撮って来たものなのでその時は分からなくて当然であるし、撮影してきたこと自体も忘れていた。もし次に訪れる機会があるとすれば、もっと別の見方でシダ植物探しが出来るのではないかと思う。他の花を探すうえでもまた違った見方が出来るように思う。

令和1年8月に撮影してきた北岳山頂近くで見つけたシダ。撮影時はトガクシデンダと思って撮っていたが葉が細くてナヨシダのほうらしい。

その近くにあったものだが、こちらはカメラの電池切れでスマホで撮ったもの。葉の形が幅広く、これはトガクシデンダと思われる。

悔しいのがこの画像。折角の良い状態のキタダケデンダだったのに、電池切れのためスマホでしか撮れず。

ソーラス。ズームをかけると画像が荒くなってしまう。

同じくスマホで撮影したアオチャセンシダ。

同じくアオチャセンシダだが、この画像の真ん中いちばん上に何やら怪しいシダが写り込んでいた。

トリーミング画像。この葉の形、トガクシデンダの可能性もあるのだが、イチョウシダにそっくりである。

さらにこれは平成30年9月に撮影したタカネシダだが、一緒に写り込んでいるイチョウの葉のようなシダ。

トリーミング画像。トガクシデンダの可能性もあるのだが形からはイチョウシダの可能性が高いと思っている。イチョウシダは石灰岩地を好む絶滅危惧ⅠA類のシダである。

同じ日にこんなシダも何気無く撮っていた。

この時は知識が全く無くとりあえず撮って来たのだが・・・調べてみるとイワウサギシダだった。これも石灰岩地を好む絶滅危惧ⅠA類のシダである。思えば周辺の岩が白い。

裏側のソーラスを見ても間違い無さそうである。

さらに平成30年10月に訪問した際にとりあえず撮って来たもの。撮影した時はこれがシダか苔かどうか分からなかったが、どうやらコスギランらしい。絶滅危惧ⅠB類である。
まだシダ植物の知識がほとんど無い時に訪問して撮って来たものなのでその時は分からなくて当然であるし、撮影してきたこと自体も忘れていた。もし次に訪れる機会があるとすれば、もっと別の見方でシダ植物探しが出来るのではないかと思う。他の花を探すうえでもまた違った見方が出来るように思う。