予定では大弛峠から国師ヶ岳ないしは金峰山を予定していて、ついでに乙女高原のリンドウを見てから行こうと帯那山の裾を巻いて走っているクリスタル林道を進んだ。ところが、台風と大雨の影響で道が崩落しているのか、帯那山の先でゲートが閉鎖されていて通行不能になっていた。道を戻って山梨市に抜けるルートがあるのだが、途中で笠雲をかぶった富士山が見えたので予定を変更し、一番近い帯名山に行くことにした。ところが、富士山が見えたのは一瞬だけでその後はまた雲に隠れてしまった。まあそれでも良し。伐採が進んでいる帯那山斜面はどうなっているのか興味があるし、どんなシダが生えているのかも見ておきたい。春にはスミレを観察に毎年のように訪れている帯那山だが秋から冬にかけては星や夜景を見に来る以外はあまり訪れた記憶が無い。地元の山なので秋の景色を見ておくのも良いだろう。

帯那町に至る林道の途中にある登山口から入山する。看板が新しく取り付けられていた。

途中にある石仏。ここに登山道の分岐点がある。

ヤマトリカブト。花枝の毛はもちろん開出毛(直毛)。

電波塔下の林は何も生えておらず殺伐とした感じがする。あまり目ぼしいシダも無し。

クモキリソウの大きな葉。この季節になるとかなり葉が大きくなっている。

遅咲きのタチツボスミレ。

伐採地の上に到着した。かなり広範囲に伐採されており道も新しく作られていた。古いほうの道も綺麗になっていてゲートは解放されていた。

残念ながら富士山は隠れてしまったが、晴れていれば山頂以上に良い展望が得られるだろう。カノープスがバッチリ見えるはずだ。

山頂に行ってみるが・・・

途中まで道があったが途中から道が消失しススキをかき分けて登ることになる。

荒れたススキ野原でも花は少し咲いていた。リンドウ。

ヤマラッキョウ

帯那山山頂

山頂の休憩所は一応使えそうではあるが、倒壊の危険がありそうにも見える。
かつてはアヤメの名所でアツモリソウもあったと聞く帯那山山頂の草原であるがシカの食害で花はほとんど無くなり今は荒れ果てたススキ野原と化してしまっている。山頂にあった桜の木は病気で花が咲かなくなり伐採されてしまっている。あまり見るものが無くなってしまった帯那山であるが、一人だけ登山者がやって来たのにはちょっと驚いた。

さらに先に進んで三角点のある奥帯那山に行ってみる。

少しだけ紅葉した森。台風の影響かだいぶ葉が落ちてしまっているように見える。

奥帯那山山頂。林の中で眺望のないピーク。
奥帯那山山頂で時刻は11時になった。ここで昼食、と言いたいところだがコンビニに寄るのを忘れて持っているのは前日の残りのパンが1個とチョコレート1枚だけだ。いずれも半分だけ食べて下山する。

電波塔と新しく出来た道。この道を降りてみる。

予定していたルートに抜け出た。春にはシハイスミレが咲くこの辺りもだいぶ伐採されていた。

遅咲きのシハイスミレを発見。

足元に白い花があるのに気付く。センブリが生えていた。

天候が悪いこともあるのか皆蕾だった。

ユウガギク
山の上で見かけたシダはイヌワラビとクマワラビらしきもの、ワラビくらいだったが、側溝や岩壁がある林道脇にはそれなりにシダが生育していた。ところどころで車を止めてシダを見ながら帯那町に移動する。

クマワラビ。先端の白くなったところに胞子嚢が付いているはず。

クマワラビの胞子嚢。やがてこの部分は脱落する。

よく似ているがこれは?

胞子嚢が付着している葉をあまり見たことがなかったが、これにはオレンジ色の胞子嚢が付着していた。おそらくこれがベニシダだろう。

水路脇に生えていたコバノヒノキシダ。このシダは苔の生えたこんな壁を好んで生えている。

午後2時を過ぎたころに富士山が姿を現した。さて、どうしましょうか?
今日は富士山は見えないだろうと思っていたのだが帯那町に到着する途中で富士山が見えてきた。日没までにはまだ時間はあるが、食料を持っていないのはちょっとまずいかも知れない。千代田湖の湖畔まで行って作戦を考えよう。

帯那町に至る林道の途中にある登山口から入山する。看板が新しく取り付けられていた。

途中にある石仏。ここに登山道の分岐点がある。

ヤマトリカブト。花枝の毛はもちろん開出毛(直毛)。

電波塔下の林は何も生えておらず殺伐とした感じがする。あまり目ぼしいシダも無し。

クモキリソウの大きな葉。この季節になるとかなり葉が大きくなっている。

遅咲きのタチツボスミレ。

伐採地の上に到着した。かなり広範囲に伐採されており道も新しく作られていた。古いほうの道も綺麗になっていてゲートは解放されていた。

残念ながら富士山は隠れてしまったが、晴れていれば山頂以上に良い展望が得られるだろう。カノープスがバッチリ見えるはずだ。

山頂に行ってみるが・・・

途中まで道があったが途中から道が消失しススキをかき分けて登ることになる。

荒れたススキ野原でも花は少し咲いていた。リンドウ。

ヤマラッキョウ

帯那山山頂

山頂の休憩所は一応使えそうではあるが、倒壊の危険がありそうにも見える。
かつてはアヤメの名所でアツモリソウもあったと聞く帯那山山頂の草原であるがシカの食害で花はほとんど無くなり今は荒れ果てたススキ野原と化してしまっている。山頂にあった桜の木は病気で花が咲かなくなり伐採されてしまっている。あまり見るものが無くなってしまった帯那山であるが、一人だけ登山者がやって来たのにはちょっと驚いた。

さらに先に進んで三角点のある奥帯那山に行ってみる。

少しだけ紅葉した森。台風の影響かだいぶ葉が落ちてしまっているように見える。

奥帯那山山頂。林の中で眺望のないピーク。
奥帯那山山頂で時刻は11時になった。ここで昼食、と言いたいところだがコンビニに寄るのを忘れて持っているのは前日の残りのパンが1個とチョコレート1枚だけだ。いずれも半分だけ食べて下山する。

電波塔と新しく出来た道。この道を降りてみる。

予定していたルートに抜け出た。春にはシハイスミレが咲くこの辺りもだいぶ伐採されていた。

遅咲きのシハイスミレを発見。

足元に白い花があるのに気付く。センブリが生えていた。

天候が悪いこともあるのか皆蕾だった。

ユウガギク
山の上で見かけたシダはイヌワラビとクマワラビらしきもの、ワラビくらいだったが、側溝や岩壁がある林道脇にはそれなりにシダが生育していた。ところどころで車を止めてシダを見ながら帯那町に移動する。

クマワラビ。先端の白くなったところに胞子嚢が付いているはず。

クマワラビの胞子嚢。やがてこの部分は脱落する。

よく似ているがこれは?

胞子嚢が付着している葉をあまり見たことがなかったが、これにはオレンジ色の胞子嚢が付着していた。おそらくこれがベニシダだろう。

水路脇に生えていたコバノヒノキシダ。このシダは苔の生えたこんな壁を好んで生えている。

午後2時を過ぎたころに富士山が姿を現した。さて、どうしましょうか?
今日は富士山は見えないだろうと思っていたのだが帯那町に到着する途中で富士山が見えてきた。日没までにはまだ時間はあるが、食料を持っていないのはちょっとまずいかも知れない。千代田湖の湖畔まで行って作戦を考えよう。