山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

バイカモ (キンポウゲ科)

2021年10月15日 | キンポウゲ科
 きれいな流れのある川に生育する多年性の沈水植物である。茎は長さ1 ~ 2mになる。葉は沈水葉のみで、3 ~ 4 回 3 出複葉で、葉身は細かく裂け、糸状の裂片となる。葉腋から花茎を水上に伸ばし、径 1.5㎝程度の白い花を付ける。萼片、花弁ともに 5 枚。花期は 6 ~ 8 月。県内では、忍野村他の清流に生育している。

 2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017:環境省カテゴリー:なし


    バイカモの花 令和3年8月 忍野村で撮影


    バイカモの生育する用水路


    葉は全て沈水葉である。細かく細く裂ける


    水上に花茎を伸ばして白い花を咲かせる。


    バイカモの小さな白い花。

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⇒山梨県2018年版レッドリストの植物

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アサマフウロ (フウロソウ科)

2021年10月15日 | その他の絶滅危惧種
 山地帯の湿気のある草原を好んで生育する多年草である。茎はよく分枝し、茎や葉柄には逆向きの伏毛があり、葉は掌状に深裂し、裂片がさらに深裂する。花はこの仲間では最も大きく濃紅色。雄しべ10個で花柱は5裂する。花期は 7 ~ 9 月。和名は浅間山麓地方に多いことによる。山梨県では八ケ岳の山麓に生育しており、分布域は狭いが個体数は比較的多い。

 2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)


    アサマフウロ 令和3年8月 八ケ岳山麓で撮影


    湿地のほとりに咲いていた。


    この場所は個体数はあまり多く無かった。


    フウロソウ科の中では花は大型で、鮮やかな赤紫色。

⇒その他の山梨県の絶滅危惧の植物

➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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