山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士山頂に沈む月齢1.7の細月 高指山  令和3年10月8日

2021年10月14日 | 月富士
 この日の夕方は月齢1.7の細月が夕暮れの西の空に沈んで行く日である。山中湖のほとりからでもなんとか月が見えそうな時間帯ではあるのだが、日没後15分ではやっと見えるかどうかであろう。高指山の山頂からだと10分ほど遅い時間に富士山山頂に月が沈んで行くので、うまくすれば地球照の月が見られるかも知れない。午後4時半からカメラ2台と三脚を担いで高指山に登る。


    この山に登るのは久しぶりである。


    ネジバナが咲いていた。


    高指山から見る夕暮れの山中湖と富士山


    もうすぐ細い月が見えてくるはずである。


    夕焼け雲の脇に現れた細月


    雲間に輝く月。まだ地球照の月にはならない。


    金星が輝き出したが、富士山からは遠い位置。


    富士山頂に迫る月


    地球照の月にはならなかった。インターバルタイマーでお任せ撮影したが、やや露出オーバーだった。

 もう1台のカメラは細月を強調して570㎜望遠レンズで撮影を行った。APS-CサイズセンサーのEosM5だと富士山山頂が一部入り切らないが、それを承知で撮影を行う。


    富士山頂に迫る細月


    接地


    富士山頂真ん中を通過する頃


    トリーミング画像。細月がかかっている部分に鳥居があるのだが・・・


    この角度だと後ろ側の建物と重なってしまい鳥居の形が一部欠けてしまう。左側にある棒は塔。

 狙っていたのはこの富士山頂の鳥居と重なる細月だった。当初は2倍エクステンダー装着して1140㎜超望遠で撮影の予定だったが、撮影前に鳥居を確認したところ欠けてしまっていることが分かったので570㎜に変更した。高指山だと角度が悪いことと、距離が遠くて鳥居が小さくなってしまうことも分かった。この鳥居と月を狙うならば山中湖のほとりの長池側からか、あるいは梨ヶ原から狙ったほうが良さそうである。


    金星輝く山中湖


    同上


    東の空には木星が輝く。

 月の位置を見て、また挑戦してみたいと思う。

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ちょっと立ち寄り 山中湖のオナモミ 令和3年10月8日

2021年10月14日 | 水辺に咲く花
 日没までにはまだ時間がある。9月初旬に見つけたオナモミがその後どうなっているのか気になっていたので、ちょっとだけ山中湖に立ち寄ってみる。


    雲に巻かれた富士山が姿を現した。


    オナモミ。もうほとんど葉が枯れて種だけ残っている状態だった。


    水位が少し下がっていて、オナモミは大部分が水際に生えていた。


    結実したオナモミ。それなりに個体数はあった。


    オナモミの実


    スジヌマハリイはもう実が落下していて茎のみ残っていた。触れてみるとこの時期の茎はあまり筋がはっきりしない。

 オナモミは思ったよりも早く葉が枯れ落ちてしまうようである。

 本日はもう1ヶ所立ち寄りたいところがある。急いでそちらに移動する。

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