平成23年12月10日-11日
空が澄んだ皆既月食の夜、皆様はいずこへ?私は富士山の上に昇った赤い月を捉えるべく、テント泊、滝子山山頂で一夜を過ごした。今までにも何度か月食の機会はあったのだが、いずれも天候が悪く不発に終わってしまった。初めて撮影する赤い月、果たしてうまく撮影できるものかどうか??今回の月食は深夜11時半、ほぼ頭の真上で月食となるため、今使っている17mmレンズで富士山を入れて撮影するには画角が足りず、支給されたばかりのボーナスで10-22mm超広角レンズを新調して撮影に望んだ。
12月10日
朝から青空が広がり、寒い日となった。ブログには書いていないが、昨年秋に笹子から滝子山に登って、いつか山頂からカノープスを撮影してやろうと下調べをしてあった。今回は雪が降ったばかりだったので、車のスリップを心配して林道を避け、勝沼側の景徳院から登ることにした。3時間くらいで到着するだろうと甘い考えで、11時に自宅を出発、12時半に景徳院を出発した。地図を持って行くのを忘れ、入口がわからなかったが、「大鹿峠」という看板があったのでその看板に従って道を行くと、人家の柱に道標が打ち付けられていて、庭の中を通って登山道に入った。送電線鉄塔が何本も立っていて、道は良く整備されている。しかし、なかなか大鹿峠に着かない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/63/c0ea2c01260ba993953ea729e11136b5.jpg)
景徳院の門。門の下に「湯の沢峠入り口 大鹿峠入り口」の看板あり。
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人家の柱に「大鹿峠」の看板。人家の庭を横切って登山道に入る。
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鉄塔整備道を兼ねているらしく、良く整備されている。
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大鹿峠付近の樹氷と、遥か向こうに見える滝子山。(中央の双耳峰のように見えるのが滝子山)
午後2時20分、ようやく笹子側からの道に合流、見覚えのある看板が立っていた。その先が大鹿峠だった。樹氷の向こうに見えた滝子山はまだ遥か彼方だ。小休止してからひたすら歩くが、久しぶりのテント装備荷物はずっしりと重く、なかなか足が進まない。滝子山目前の最後の草原で日は西の山裾に沈んでしまった。なんとか夕暮れの富士山を見ようと最後の急登を必死に登り、息絶え絶えに午後5時、滝子山山頂に到着した。残照は終わってしまったが、夕焼けを背負った端正な雪化粧の富士山が、三つ峠越しに立っていた。
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滝子山手前の草原。もう日は西に沈みかけている。
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山頂目前で遂に日が沈んでしまう。
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夕暮れの富士 午後5時、ようやく山頂到着。夕焼けの空に富士が立つ
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夕暮れの富士と金星
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東の空に昇った十五夜の月
東の空には金色の月がもうだいぶ高く昇ってきていた。大月市の明かりの向こうのは東京都の明かりが大きく広がっている。日が暮れて暗くなるにつれて星が輝き出す。月明かりに照らされた富士山の右には明るい金星が輝いていた。さて、今宵はこの月、どんな姿を見せてくれるのだろうか?星空の撮影を始めた3年前までは天体現象など全く興味がなかったので、部分月食は見たことがあるが皆既月食を真剣に観察するのは初めて(子供の時に見たような気もするが・・・)の経験となる。
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月光照らす夕暮れの富士
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滝子山から見る月。今宵はどんな姿を見せてくれるのか?
すっかり暗くなった夕方6時過ぎ、テントを設営し、夕食をとって月食が始まるのを待つ。腕時計の温度計は-6℃を示していた。(後編に続く)
空が澄んだ皆既月食の夜、皆様はいずこへ?私は富士山の上に昇った赤い月を捉えるべく、テント泊、滝子山山頂で一夜を過ごした。今までにも何度か月食の機会はあったのだが、いずれも天候が悪く不発に終わってしまった。初めて撮影する赤い月、果たしてうまく撮影できるものかどうか??今回の月食は深夜11時半、ほぼ頭の真上で月食となるため、今使っている17mmレンズで富士山を入れて撮影するには画角が足りず、支給されたばかりのボーナスで10-22mm超広角レンズを新調して撮影に望んだ。
12月10日
朝から青空が広がり、寒い日となった。ブログには書いていないが、昨年秋に笹子から滝子山に登って、いつか山頂からカノープスを撮影してやろうと下調べをしてあった。今回は雪が降ったばかりだったので、車のスリップを心配して林道を避け、勝沼側の景徳院から登ることにした。3時間くらいで到着するだろうと甘い考えで、11時に自宅を出発、12時半に景徳院を出発した。地図を持って行くのを忘れ、入口がわからなかったが、「大鹿峠」という看板があったのでその看板に従って道を行くと、人家の柱に道標が打ち付けられていて、庭の中を通って登山道に入った。送電線鉄塔が何本も立っていて、道は良く整備されている。しかし、なかなか大鹿峠に着かない。
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景徳院の門。門の下に「湯の沢峠入り口 大鹿峠入り口」の看板あり。
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人家の柱に「大鹿峠」の看板。人家の庭を横切って登山道に入る。
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鉄塔整備道を兼ねているらしく、良く整備されている。
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大鹿峠付近の樹氷と、遥か向こうに見える滝子山。(中央の双耳峰のように見えるのが滝子山)
午後2時20分、ようやく笹子側からの道に合流、見覚えのある看板が立っていた。その先が大鹿峠だった。樹氷の向こうに見えた滝子山はまだ遥か彼方だ。小休止してからひたすら歩くが、久しぶりのテント装備荷物はずっしりと重く、なかなか足が進まない。滝子山目前の最後の草原で日は西の山裾に沈んでしまった。なんとか夕暮れの富士山を見ようと最後の急登を必死に登り、息絶え絶えに午後5時、滝子山山頂に到着した。残照は終わってしまったが、夕焼けを背負った端正な雪化粧の富士山が、三つ峠越しに立っていた。
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滝子山手前の草原。もう日は西に沈みかけている。
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山頂目前で遂に日が沈んでしまう。
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夕暮れの富士 午後5時、ようやく山頂到着。夕焼けの空に富士が立つ
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夕暮れの富士と金星
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東の空に昇った十五夜の月
東の空には金色の月がもうだいぶ高く昇ってきていた。大月市の明かりの向こうのは東京都の明かりが大きく広がっている。日が暮れて暗くなるにつれて星が輝き出す。月明かりに照らされた富士山の右には明るい金星が輝いていた。さて、今宵はこの月、どんな姿を見せてくれるのだろうか?星空の撮影を始めた3年前までは天体現象など全く興味がなかったので、部分月食は見たことがあるが皆既月食を真剣に観察するのは初めて(子供の時に見たような気もするが・・・)の経験となる。
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月光照らす夕暮れの富士
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滝子山から見る月。今宵はどんな姿を見せてくれるのか?
すっかり暗くなった夕方6時過ぎ、テントを設営し、夕食をとって月食が始まるのを待つ。腕時計の温度計は-6℃を示していた。(後編に続く)
月食の作品、後編が楽しみです!
私もテントを担いで白谷ノ丸で一夜を過ごしました。凍死するかと思うほど寒く、風でテントのポールが折れるのではないかと一睡も出来ませんでした(笑)
ご一緒できればよかったなぁ
でも、自宅前の道路から月撮影はチャレンジしましたよ~
今年は氷点下のヨッシーさんのエリアに近づく勇気が湧いてきません。今日も風邪気味でウチにいるんですよ。あ~、根性も体力も無くなっちゃったな~
確かに寒かったですが、その分空気が澄んで良い夜でしたね。私は深夜1時ごろ一旦寝ましたが、4時ごろに寒くて目が覚めました。
元日は日直になってしまい、今年は初日の出を見に山には登れません。近場で良さそうな場所を・・・既に決めています。綺麗な初日の出が見られると良いですね。