山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲府市北部の沢沿いに咲くハナネコノメ 板敷渓谷、他  平成30年3月24日

2018年03月26日 | 花・花・花
 先週は別の沢を訪れて昨年見つけたハナネコノメの生育する場所で咲き始めたのを確認した。おそらく甲府市北部の曲岳から黒富士に至る界隈の沢では普通にハナネコノメが見られるのではないかと思う。この日は別の沢を訪れる予定だったが、先日降った雪が意外と沢沿いでは残っていて、おそらくは予定していた沢の中は雪だらけと思われる。予定を変更してまだ訪れたことの無い板敷渓谷に入ってみることにした。たぶん、ここにもあるはずだ。


    甲府市の水源、荒川ダム貯水池。


    荒川ダムの奥、野猿谷のトンネル。


    トンネルの手前に板敷渓谷の入り口がある。


    沢に下りると遊歩道が整備されている。雰囲気の良い綺麗な沢。


    小さな滝


    いちばん奥に豪快に流れ落ちる板敷渓谷の大滝がある。沢登りや釣りの人がこの滝を登るらしいのだが、どこからどうやって登るのか???


    滝の近くに居たのは別のネコノメソウ属。どうやらツルネコノメソウのようだ。


    ツルネコノメソウ


    あちらこちらの岩に咲いている。


    そしてお目当てのハナネコノメ。やっぱり居ました。


    でもまだ蕾。


    小滝をバックに良さそうな場所もあった。


    ちょっとフライングだったハナネコノメ。

 車で移動して尾根を1本越え、隣の高成川上流を訪れてみた。まだ残雪あり、林道は荒れていて車が通った跡が無く倒木もあったが、なんとか進むことが出来た。


    高成川上流。取水管の残骸か?


    上流部は苔が生えておらず望み薄。


    下流の沢沿いを探してみると、別のハナネコノメ属。たぶんコガネネコノメソウだと思う。


    数は少ないながらやっぱり居ました。ハナネコノメ。

 さらに上流部は良さそうな感じの場所があったのだが、雪が残っていたので今回はあきらめた。

 さらにもう1本、別の沢を訪れてみる。黒富士の東側、鬼頬山の裾野を流れる沢で、林道が上流まで続いている。


    まだ雪が残っていた。


    この沢は随所に砂防ダム工事が行われており、どうやら望みは薄そうだ。


    林道終点から沢に下りてみるともう枯れ沢になっていた。この辺りにはネコノメソウは見当たらず。


    沢沿いを下って行くと別のネコノメソウが居た。


    ヨゴレネコノメソウ。こちらもまだ蕾。


    この葉っぱはどうやらネコノメソウ属では無さそうだ。

 こちらの沢では残念ながらハナネコノメには出会えなかった。堰堤工事が行われていなければ、ひょっとしたら生育していたのかも知れない。おそらく、この山域の界隈にはハナネコノメが普通に生育していると推測される。いちばん訪れやすいのが先日訪問した黒富士農園から八丁峠に至る沢沿いだろう。林道工事が行われて数が減ってしまってはいるが、来週には見頃を迎えているはずだ。



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