甘利山から大西峰へ 平成21年2月21日 天候晴れ
甘利山1泊で甲府盆地の夜景と星空を探訪する計画か嶺朋クラブで持ち上がった。しかし、甘利山に登る林道は冬季で閉鎖されており、ゲートから歩くと4~5時間はかかる大変なコースとなる。しかし、偶然にもゲートの鍵を借用することができた。現在ルーリン彗星が地球に接近している時で、また翌朝は三日月と水星・木星・火星が東の空で接近するという絶好の条件でもある。参加者は私を含めて総勢8人、テントを持っての山行だ。
朝、仕事を片付けてメンバーよりも一足遅れて甘利山ゲート前に到着した。私の車ともう1台RV車で行く予定だが、既にもう1台の車にはタイヤチェーンが巻かれていて準備万端だ。ゲートを空けていざ出発。中腹まで行って途中から歩くつもりだったのだが、先を行くチェーン装着のRV車は15~20cmの積雪などもろともせず、ぐんぐんと進んで行く。私たちの前に本日1台車が通過したらしく、タイヤ跡がしっかりとついていた。結局甘利山駐車場まで車で乗り付け、テント設営予定の三角点まではわずか10分の行程となってしまう。

甘利山三角点のあずま屋と設営したテント

三角点付近から見る富士山.レンゲツツジにはたくさん芽がついており,今年も花の季節は期待できそうだ.
ありったけのアルコールをザックと両手に持って三角点まで移動する。3~4人用テント2張と私のテント(夜中にたぶん眠らずに星空を撮影するので、迷惑にならないように別に張った)を設営し、昼食となる。時間はまだ12時、宴会を始めるには早過ぎる時間なので、大西峰(「おおにしうら」と読むらしい)から千頭星山か御所山まで登ってみることにする。初心者の頃の4年近く前に1度登った千頭星山だが、途中の傾斜がかなりきつかった記憶がある。先頭を行く水野さんはとてつもない体力の持ち主で、膝下のラッセルは全くものともせず、どんどん登って行く。私はついて行くのが精一杯、そういえば八ヶ岳の時は遥かに遅れて三つ頭の山頂に到着したことがあった。

甘利山山頂にて八ヶ岳をバックに

サルオガゼと八ヶ岳
奥甘利山のコルのところから八ヶ岳が良く見えるが、このあたりのカラマツの木にはサルオガゼがたくさん絡み付いていた。積雪はあるものの雪が締まっていて歩きやすいが、ところによっては膝あたりまで沈む場所もあった。傾斜がきつくなり、黙々と登るが、初めて登った時に感じた凄い傾斜ほどきつい場所はなかった。13時50分、大西峰に到着、このあたりは雪が深く、踏み誤ると腿の辺りまでズッポリとはまってしまう。左に行けば千頭星山、右に行けば御所山だが、ここはあまり行くことの無い御所山に向かうことにした。雪が無ければ1時間ほどで到着できるのだが、雪のためコース時間通りには進めず、2時まで歩いてあきらめ、途中で折り返す。大西峰の雪原まで戻って持ってきたビールで乾杯。切れた林の向うには富士山が聳え立つ。やはり山は良い。特に雪の山は格別な味わいがある。

大西峰分岐部.膝の近くまで雪あり,この先はさらに吹きだまりで雪が深かった・

大西峰で富士山をバックに. みなさん満足げな良い表情してます.
16時ごろにテント場に到着し夕食となる。三角点のところにはあずまやが立っておりそこに集合して鍋と酒を囲む。ビール20数缶、ウィスキーボトル2本、日本酒3リットル、そのほかに梅酒、ワイン等、車で乗りつけたので飲みきれないほどのアルコールと食料が揃う。今回も山に来たのに体重が増えて帰ることになりそうだ。すっかり酔っ払ってしまい、自分の食器の後片付けをすっかり忘れてテントに戻る。日が沈み、甲府盆地に眩しいほどの明かりが灯り始める、これから夜の部、星空探訪の始まりだ。

甘利山三角点から残照の富士山

夕暮れの甲府盆地. この頃にはすっかり酔っ払っていたが,なんとか水平照準は保てていたようだ.(星空探訪,甘利山夜の部に続く)
甘利山1泊で甲府盆地の夜景と星空を探訪する計画か嶺朋クラブで持ち上がった。しかし、甘利山に登る林道は冬季で閉鎖されており、ゲートから歩くと4~5時間はかかる大変なコースとなる。しかし、偶然にもゲートの鍵を借用することができた。現在ルーリン彗星が地球に接近している時で、また翌朝は三日月と水星・木星・火星が東の空で接近するという絶好の条件でもある。参加者は私を含めて総勢8人、テントを持っての山行だ。
朝、仕事を片付けてメンバーよりも一足遅れて甘利山ゲート前に到着した。私の車ともう1台RV車で行く予定だが、既にもう1台の車にはタイヤチェーンが巻かれていて準備万端だ。ゲートを空けていざ出発。中腹まで行って途中から歩くつもりだったのだが、先を行くチェーン装着のRV車は15~20cmの積雪などもろともせず、ぐんぐんと進んで行く。私たちの前に本日1台車が通過したらしく、タイヤ跡がしっかりとついていた。結局甘利山駐車場まで車で乗り付け、テント設営予定の三角点まではわずか10分の行程となってしまう。

甘利山三角点のあずま屋と設営したテント

三角点付近から見る富士山.レンゲツツジにはたくさん芽がついており,今年も花の季節は期待できそうだ.
ありったけのアルコールをザックと両手に持って三角点まで移動する。3~4人用テント2張と私のテント(夜中にたぶん眠らずに星空を撮影するので、迷惑にならないように別に張った)を設営し、昼食となる。時間はまだ12時、宴会を始めるには早過ぎる時間なので、大西峰(「おおにしうら」と読むらしい)から千頭星山か御所山まで登ってみることにする。初心者の頃の4年近く前に1度登った千頭星山だが、途中の傾斜がかなりきつかった記憶がある。先頭を行く水野さんはとてつもない体力の持ち主で、膝下のラッセルは全くものともせず、どんどん登って行く。私はついて行くのが精一杯、そういえば八ヶ岳の時は遥かに遅れて三つ頭の山頂に到着したことがあった。

甘利山山頂にて八ヶ岳をバックに

サルオガゼと八ヶ岳
奥甘利山のコルのところから八ヶ岳が良く見えるが、このあたりのカラマツの木にはサルオガゼがたくさん絡み付いていた。積雪はあるものの雪が締まっていて歩きやすいが、ところによっては膝あたりまで沈む場所もあった。傾斜がきつくなり、黙々と登るが、初めて登った時に感じた凄い傾斜ほどきつい場所はなかった。13時50分、大西峰に到着、このあたりは雪が深く、踏み誤ると腿の辺りまでズッポリとはまってしまう。左に行けば千頭星山、右に行けば御所山だが、ここはあまり行くことの無い御所山に向かうことにした。雪が無ければ1時間ほどで到着できるのだが、雪のためコース時間通りには進めず、2時まで歩いてあきらめ、途中で折り返す。大西峰の雪原まで戻って持ってきたビールで乾杯。切れた林の向うには富士山が聳え立つ。やはり山は良い。特に雪の山は格別な味わいがある。

大西峰分岐部.膝の近くまで雪あり,この先はさらに吹きだまりで雪が深かった・

大西峰で富士山をバックに. みなさん満足げな良い表情してます.
16時ごろにテント場に到着し夕食となる。三角点のところにはあずまやが立っておりそこに集合して鍋と酒を囲む。ビール20数缶、ウィスキーボトル2本、日本酒3リットル、そのほかに梅酒、ワイン等、車で乗りつけたので飲みきれないほどのアルコールと食料が揃う。今回も山に来たのに体重が増えて帰ることになりそうだ。すっかり酔っ払ってしまい、自分の食器の後片付けをすっかり忘れてテントに戻る。日が沈み、甲府盆地に眩しいほどの明かりが灯り始める、これから夜の部、星空探訪の始まりだ。

甘利山三角点から残照の富士山

夕暮れの甲府盆地. この頃にはすっかり酔っ払っていたが,なんとか水平照準は保てていたようだ.(星空探訪,甘利山夜の部に続く)
千頭星山も今の季節は人が入らないから、大変そう。
変わらず、良い写真を撮られていますね。
ゲートの鍵があり、よかったですね。
今度登ってみようかな??
甘利山は良かったですね.4時間歩きを覚悟していたのですがゲートの鍵が借りられたので楽でしたが,ただあれは反則,ちょっと後ろめたい気持ちがあります.レンゲツツジが咲いたら,月光の夜にまたあそこを歩いてみたいと思ってます.